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2008年発表のデビューアルバムですが…とんでもないバンドが出てきましたね…。

トレモロ好きのトレモロ好きによるトレモロ好きのためのブラックメタル…
そう表現したくなるくらい、トレモロリフの叙情性に拘りぬいた作品。
これ、作品全体の9割以上がトレモロリフで覆われてるんじゃないでしょうか。

この作品はパートによってはプリミティブな攻撃性や邪悪さが垣間見えたりもするんですが、
一般的なメタルのマッチョなイメージからは100万光年離れたような(笑)清浄で儚い雰囲気は
ALCESTに通じる物があると思います。ALCESTがシューゲイザー的ギターノイズやアンニュイな
普通声、アコギの導入など色々な手段を駆使して情景を描いてるのに対し、このバンドは
キーボードやリードギターが部分的に入るくらいで、殆どトレモロリフの絡みだけで情景を
描いてるのが大きな違いですね。そのメロディも絶品で、部屋で目を閉じて聴いていると、
どこか抽象的な場所にいるような感覚に襲われてしまうほど。

また、他のバンドと比べるとトレモロリフの音色が全体的にちょっと高めで、時々他で
見られない高音が出てくるのも特徴ですね。この音作りが実に効果的で、トレモロの音が
くっきり聴こえるだけでなく、胸を掻き毟られるような儚さがより強調されているように思います。
調べてみたら、Colinは特殊な、音域の広いギターの使い手として有名で、Mickも高い技巧を
持つギタリストとして高く評価されてるらしいですが、この二人だからこそなしえた
音なのかもしれません。とにかくトレモロリフが上手く使えば、人の心にどれだけ響く
音色なのかを心底から理解している人たちが作ったようなブラックメタルを展開してます。
ちなみにヴォーカルは鬱ブラっぽい絶叫で真に迫ってはいるんですが…この音楽性ならNeige
(ALCEST)やKanwulf(NARGAROTH)くらいの壮絶な歌い方が出来るヴォーカルが欲しかった所。
流石にそれは贅沢な望みという気はしますが。

この作品、BURZUMや初期GORGOROTHを引き合いに語られているようですが、私的にはこの作品は
新世代のブラックだと思います。少なくとも、ここまでトレモロリフのメロウさに焦点を
当てたアルバムを他に知らないです。NARGAROTHの3rdは少し近いですが、向こうはこっちと
違いノイジーな音質も使って情景を描写してますし。ブラックのトレモロリフに惹かれてる人は
マジで買ったほうが良いですよ。
ALCEST同様、ブラック筋以外からも評価されてもいい神盤だと思います。
Usher-to-the-ETHER 2008年9月28日(日)21時31分

Usher-to-the-ETHERさんが詳細に書かれてるので自分が書くことはあんまないですが、
自分がこのバンドを聴いて感じたことは、SHUGENAIZEとかPOST METALをブラックメタル
というかひたすらトレモロリフ(笑)で表現すると、このようなサウンドになるんだなぁ
ということです。もちろんブラックメタルの要素自体も単なる表現手法として以上に
、そのサウンドの根底に根付いているかと思いますが、時にこのバンドがブラック
メタルであるということをリスナーに忘れさせてしまうぐらい、SHUGENAIZE・POST
METALの要素が際立っているように感じます。

これらの説明はともかく、そのサウンドは壮大であり、優雅であり、ときに荒々しく
もあり、そして美しい。

大絶賛で迎えられて然るべきバンドだと思います。
For fans of all musicといったところでしょうか…

安部@闇世界 2008年10月12日(日)14時54分

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