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MODIFIED POISON / E-FORCE
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元VOIVODのエリック・フォレスト(Vo、B)が、移住先のフランスにて結成したエクストリーム・メタル・トリオ
E FORCEが、'03年のデビュー作『EVIL FORCES』以来、実に5年ぶりに発表した2ndアルバム。('08年)
VIOVODと言えば、CELTIC FROST、MEKONG DELTAと並んで個人的に「苦手なスラッシュ・メタル・バンドBEST3」に
堂々ランキング入りしているのだが(でもライブは楽しめた)、このE FORCEはVOIVOD因子を濃厚に受け継ぎつつも、
難解さや複雑さは控えめで、特に本作は、正統派ヘヴィ・メタリックなカッコ良さや、スラッシーな疾走感といった、
キャッチーな要素が前面に押し出されている為、非常に取っ付き易い。
まぁ、後半へ聴き進んで行けば行くほど、VOIVODに由来する神経症的リフ/リズム・ワーク、捻くれたエキセントリックな
メロディといった実験的要素も頻出してくるのだが、それでもやはり全編を貫き、作品に一本筋を通すのは、血管の
ブチ切れそうな絶叫型Voを筆頭に、頭よりも身体に訴えかけてくるスラッシュ・メタル然としたアグレッション。
取り分け、切れ味鋭いクールなリフ&リズム、そして緩急を心得たメロディックなGソロが一丸となって押し込んでくる①、
VOIVOD風味の前半から疾走へと転じる④、そして、流麗且つドラマティックなGソロが炸裂する、本編のハイライト足る
激烈なスピード・ナンバー⑩といった楽曲は、VOIVOD由来の実験精神と、スラッシュ・メタル・バンドならではの
攻撃性が巧みに組み合わされた、E FORCEというバンドの魅力を判り易く伝える名曲かと。
オールド・スラッシャーとVOIVODファン、双方の期待に見事に応える高品質な1枚。
火薬バカ一代 2008年10月14日(火)23時40分

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