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BLACK ROSES / THE RASMUS
出だし、まるで昔のSAVAGE GARDENのようで、いいんだけど「大物プロデューサーに変えられてしまったか!?」と思った。
聴き続けると、確かにポップに・キャッチーにはなっているけど、やはり彼ら独特の切なさは充分にあると思う。扇情力という点では前作の方が上だと思うけど、そのあたりは聴き込むと印象が変わってくるかもしれない。ただ、確実に“ロック度"は控えめになっていると思う。その分、オーケストレーションなど豪華なアレンジもなされていて、作り込まれた印象。
「彼らは変わってしまった!!」そういって切り捨ててしまうには勿体ない内容。秋の夜長、じっくり聴き込みたいアルバムだ。しかし、どうして彼らの曲はこんなにも切ないのか!?
私はこれ以前のアルバムを聞いたことが無いので、先入観なしで聴くことが出来ました。
私的には①のようなデジタル・エフェクト多用の曲やオーケストレーション使用の曲も大好きです。何せメロディが素晴らしいので。
聴けば聴きこむほど味がでる好盤です。
なぜ書き込みがこれしかない?いままでとなんら変わっていないのに・・・ たださすがにマンネリ感がでてきたかな。ファンなら喜んで聴ける内容だが、新味も欲しいところ。
確かにここまで書き込み数が前作、前々作と比べ極端に減ってしまっているのは寂しい限りです。
好みの問題もあるとは思いますが、やはりデスモンドチャイルドが絡んでいかにも昔売れたアメリカンハードロック臭が強くなったために旧来のファンを白けさせてしまっている面があるかも知れませんね。“Livin' In A World Without You"なんていい曲だとは思うけど、なんだか安っぽく借り物的に聴こえてしまう。昔RATTが“REACH FOR THE SKY"を出した時に感じた、いいんだけど「らしさ」があまり感じられないなっていうもどかしさを本作から受けてしまいます。
悪くはないんだけど愛着が沸かない、って言うのが正直な僕の感想です。
今更になって購入しました。
リリース日に試聴した時は、
デスモンド臭及び1曲目の曲調に惑わされ。
何だかピンと来ず。
しかし今聴いてみると、
プロデュースされたっていう感触は確かにあるが、
決して悪い方にばかり作用している訳ではなかった。
ドラマ性の拡張にはとても効果的だったようで、
特に②⑥⑧⑨などは荘厳でさえあるような。
メロディのフックがやや弱いのが気になるが、
⑤〜⑨あたりの中盤が非常に充実しているし、
本編ラストとなる⑪は心に静かだが大きな感動を
与えてくれる。
ちょっと安定し過ぎてしまった(ブランドとして)、
そんなふうでもあるがまだまだ期待出来るバンドだと
思う。
決して曲のクオリティが落ちてる訳ではないのに、どこか物足りない印象が残ります。
デジタルサウンドやオーケストラアレンジで今までと違った方向性を、と行きたいところですが、それらが味付け程度なのであまり大胆さが感じられないからかもしれません。大胆な方向転換があったらそれはそれで賛否を巻き起こしたでしょうが、こういうエフェクトは取り入れるなら豪快に使っちまえというのが私の意見です。
M1「Living In The World Without You」とM2「Ten Black Roses」が極私的聴きどころ。