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WORK FOR GV 2004-2008 / PITA (PETER REHBERG)
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2008年発表の音源集。

人形師/振付師であるGisele Vienneという人物の「I Apologize」
「Une Belle Enfant Blonde」「Jerk」という作品の為に書かれた曲を纏めた物のようです。
しかし、こんな前衛的な音楽を用いた舞台(人形劇?)って一体どんな感じなんだろう…。
アートワークの人形も妙に人間臭い表情だし、恐そうなような面白そうなような…。

路線的には、ポエトリーリーディングを入れたりサンプリングを多用するなど
メタルから更に離れた価値観を有してそうな音とはいえ、基本的にノイズ/ドローン/
インダストリアルでKTLが気に入ったなら問題なく入れるであろう音。
じっくりと長い時間をかけて展開するKTLと比べると、こっちの方が振り幅が広く、
変化に富んだ音になってると思います。ドローンに乗せたポエトリーリーディングでは、
高校のリスニングの授業を思い出しちょっと懐かしい気持ちに(笑)。

ノイズパートも2曲目ではそのノイズに「流れ」が感じられたり、3曲目では針の様に細い
レーザー光線を耳に入れられて脳のシワを掃除されている気分になったり、音作りはやはり
かなり面白い。3曲目を聴いた後に頭をトントンしたら耳から老廃物が出てきそう(笑)。
しかし、これだけ金属的な音を轟音で鳴らしてるのに、どこか心地良い音なのは凄いですよね。
普段からディストーションギターのノイジーな轟音に慣れ親しんでいるメタラーなら、
この音作りの巧みさを味わい、心地良さに酔えるのではないかと思います。

…ちなみに、私はタワレコで買ったんですが、混入したのか仕様なのか分かりませんが、
一枚用のケースの中に全く同じCDが二枚入ってたんですけど…。
値段は一枚分だったので良かったですが…布教しろって事でしょうか(笑)。
Usher-to-the-ETHER 2008年10月20日(月)19時1分

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