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HEAVY METAL ARMY 1 / HEAVY METAL ARMY
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日本が誇れるスーパーキーボーディスト、中島優貴(key ex.カルメン・マキ&Laff)が
John Joseph "JJ" Patterson(新崎裕人、Vo ex. George Murasaki & Mariner)、
洲鎌"シンキ"義博(G ex.Condition Green)、"チェピート"竹内正彦(B ex.Creation)、
宮永"チビ"英一(Dr ex.紫、キャナビス〜サンディエゴ) という錚々たるメンツを集めて結成したバンド。81年デビュー

さて、まずジャケからして顔が半分剥がれながらポン刀構えたロボット侍というセンスの欠片もない代物なのですが
メンバー写真も凄い。スカした格好のシンキさんはともかく、迷彩服着てメットを小脇に抱えたチビさん、
プリンスがアフロになったようなJJ、ヒッピー崩れのチェピート、挙句優貴さんは警帽被って革ジャン着てポン刀構えてます。統一感ゼロ
あと優貴さん、チビさん、腕章の鉤十字はダメです!

サウンドの方ですが、ハードロックにしてはどうもキーボードの音圧がどぎつい。まあリーダーが優貴さんだからかもですが
メンツから連想するようなオキナワンな影は微塵もありません。プログレっぽさも希薄です。が、
ボーカルはさすがシーン随一と言われるだけの歌唱力を見せてくれます。英語も日本語も全く問題なし。
ただし、優貴さんの歌詞は変にメルヘンチックというかファンタジックで、リズムに少し乗り切っていない部分が気になります。
楽器隊はさすが一流揃いで、チビさんも随所で壮絶なフィルを挿みまくっています。
が、(A面での)シンキさんのプレイが優貴さんの洗練された、プログレチックなサウンドに噛み合わない感も無きにしも非ず。
この時代のロックに期待してしまうような歌謡らしさは(前述の歌詞作りのため)希薄で、メロディは
優貴さんが挿みまくるオブリガードに拠っている感が強いです。そこの所が正統派メタラーが気に入らない所以なのかな
そもそもこんなバンド名なのに、「サクソンやアイアンメイデンのようなサウンドとはちょっと違う」と
優貴さんがライナーで語っているように、初めの時点で色々間違った感は否めません。

ゲストに渡辺直樹(B ex. Spectrum)、そしてMr.Xとして山本恭司(from BOW WOW)がB面で参加。後者ばっかりが話題になることも多い……

と、メンツは日本最高峰であるにも関わらず、楽曲の質が追いつかなかった感もあるバンドですが
中島優貴だからと食わず嫌いせず、聴いてみて頂ければ……

さいたまの仙人 2008年10月31日(金)23時43分

VOが本物なので全く日本人臭さのない無国籍なサウンドが魅力でした
紫のJJに宮永英一が参加しているというだけで興味がそそられたのですが
ギターも上手いしキーボード全開のプログレサウンドじゃないのも個人的には楽しめる要因でしたね1981年デビューなのですが作品のクオリティとしては古臭さを感じさせない中島のアレンジセンスが光ります
米兵を相手に鍛え抜かれた沖縄ミュージシャンの実力の程を伺うのには良いかも



失恋船長 2008年11月1日(土)0時43分

私はオキナワンロックの流れで、宮永英一、シンキ、JJが参加していたという事で、このアルバムを知りました。このオキナワンロックのメンツとジャパニーズメタルの猛者らがどう融合するのかなというのが第一印象でしたが、とても秀逸なアルバムに仕上がってると思います。
さいたまの仙人さんも指摘している通り、リーダーが中島優貴だけにキーボードのシンセサウンドが強いようにも思いますが、私はそれなりに楽しめました。
ジャパニーズメタルの名盤であるのは間違いないと思います。
虹紫 2008年11月5日(水)13時39分

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