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HANDIWORK / RIK EMMETT
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ジャズにフォークにワールド・ミュージック・・・様々な音楽のエッセンスを消化吸収した、アコースティカルで叙情的な作風が
『TEN INVITATIONS FROM THE MINSTRESS MR.E』を思わせる、'02年リリース、リック・エメット7枚目のソロ・アルバム。
何度トライしても、本編の途中で寝てしまう作品でもあるのだが、それは決して内容が退屈だからなのではなく、
全編に溢れる叙情メロディが余りにも心地良いから。まぁ、HRとはかなり距離のある、刺激に欠ける音楽性ゆえ・・・というも
なくはないのだろうが、繊細にしてソウルフルなGによって紡ぎ出される、リック・エメット印の洗練された哀メロの威力は
とにかく強力無比。リリカルに絡み合うピアノとアコギに惚れ惚れとなる②、ジグ(舞曲)の要素を取り入れた、
躍動感に満ち溢れたGプレイがTRIUMPH時代を彷彿とさせる③、ラテン風味の哀愁とグルーヴが封じ込められた⑥、
タイトル通り“夕暮れ時"を思わせる郷愁と物悲しさが絶品の⑨を筆頭に、美しくメロウな楽曲の数々は
メロディ愛好派リスナーの心の琴線を必ずや刺激する筈。
それにしても、エメット師匠のアコースティック・ギターの腕前は、本当に半端ない。ここまで「深い」音色で
アコギを爪弾けるミュージシャンは、例えロック・シーン広しとは言えそうはおらんでしょう。
リック・エメットというミュージシャンの懐の広さ、底の深さを実感できる内容に仕上がっている1枚。是非お試しあれ。
火薬バカ一代 2008年11月2日(日)2時38分

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