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THE COLOUR AND THE SHAPE / FOO FIGHTERS
'97年発表。2nd。
本作は、前作の作風を引き継ぎながらも、新しい境地の開拓も行なっている。とはいえ、もともとデイヴが持っていた音楽的ヴォキャブラリーの範疇にあるものが、自然と滲み出てきたような印象である。
明るさや威勢の良さは前作の方が上だが、哀愁というかなにか心の琴線に触れる甘酸っぱい(うーん、表現が難しい!)メロディは本作の方が多い。⑩、⑬が特にお気に入り。
フー・ファイターズはこのアルバムでバンドっぽくなったと思います。私の記憶に間違いが無ければ、前作は確かデイヴ一人でアルバムを作ったはずです。
さて、本作。
はっきり言って、このアルバムは僕にとっては②モンキーレンチであります。この曲は誰もがカッコいいと言うと思います。切なげに歌うデイヴのVoがとても良いです。
話題は変わりますが、実はクーカイさんの『このCDを買え』とても面白いです。ファンです。
前作から順当な路線ですね。
曲のまとまりも良くなってます。
明るく爽やか、哀愁は漂っても暗くならないロックンロールがいい感じです。
穏やかな曲での優しさにつつまれるような歌声は一度体験してみてほしいです。
いい曲いっぱい作れるんだけど、バラード系がしょぼいっつうか、だれる。
それさえなんとかなれば、このアルバムは名作なんだけどなあ。ONE BY ONEではバラードが少ないからそういう路線のがいいかな。
デイヴはロック界の中でも「楽しみつつやりたいことをやる」数少ない人物。楽しみつつってのが顕著に出てる人は少ないように思う。やっぱニルヴァーナの成功は彼に余裕を与えているんだろうな。
俺はフーファイの中では確実にこの作品を押します。
このアルバムを聴いて感じたキーワードは、『静と動』です。
全ての曲、1曲1曲の『静と動』・アルバム一枚を通しての『静と動』がここには存在します。
サビとそのサビまでの導入部分とのメリハリがあって、それが最高のノリを作ってくれるというか自分にとっては最高の気分の高揚を誘ってくれます。
以降の作品も良いのですが、このアルバムの一枚を通して聴いたバランスの良さ、『静と動』のメリハリをうまく使った熱いノリというものを考えると
俺の中でのフーファイ最高傑作・超愛聴盤は今のところこれで決まりです。
こんな感じのアルバムまた作ってくれないかなーって感じです。