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2008年発表の4th。

ブラック特有の寒々しさや幽玄さ、オールドスクールでダーティな雰囲気、
メロデスに通じるメロウな泣きなど、ブラックのリフ捌きによって表現できる
感情や情景をいずれも高いレベルで表現しているブラックメタルを演っているのは
相変わらずですね。ブラックのリフ捌きの理想系の一つと言っても良いくらいの音楽性で、
3rd同様、ブラック好き以外にもメロデスなどリフのかっこよさを最重視するタイプの
メタルを愛好するリスナーにも大いにアピール出来る作風ではないかと思います。

ただ、今回は画面の真ん中にザラザラしたノイズが入っているような少し辛口な音質のため、
ブラックをある程度聴いている人でないと受け入れがたい部分もあるかもしれません。
でもこの音質が、寒々しいパートでは吹雪のようなイメージ、幽玄なパートでは霧が掛かった
ようなイメージを加味したり、オールドスクールなパートではダーティさを更に際立てて
いたりしていて、個人的にはプラスになっているように思います。

しかし、何と言っても壮絶なのはHoestのヴォーカルでしょう…。
以前から素晴らしいヴォーカルを披露してましたが、今回の絶叫はちょっと異常。
声帯が焼き切れるんじゃないかと思うくらいのテンションで高音絶叫してるんですが…
レコーディング中に摩擦熱で火を吐いたとか言っても嘘に聴こえない位壮絶だと思います(笑)
今まで聴いたデス/ブラックの中でもトップクラスに鬼気迫る、そして喉が心配になる声。

3部作後のセルフタイトルアルバムという事でかなり期待してましたが、その期待を裏切らない
彼ららしい高品質なアルバムだと思います。3rdが温く感じた方も試してみて欲しいですね。
Usher-to-the-ETHER 2008年12月10日(水)23時27分

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