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CALL OF THE UNBORN / HARROW
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NOISE RECORDSからのドロップ、新たに契約を交わしたレコード会社の倒産、メンバーの脱退といった数々の困難を
乗り越えて'97年に発表された2ndアルバム。
プロデューサーに、当時、OVERKILLに在籍していたジョー・コミューとセバスチャン・マリノを迎えただけあって、
スラッシュ・メタル色を一気に強めた本作は、別人のように逞しいVoの歌いっぷりといい(歌メロの魅力も向上)、
破壊的なGリフの刻み具合、腰の据わったリズムの突進力、そしてダイナミックな曲展開といい、ドスの効いたヘヴィ・サウンドは
前作『PYLON OF INSANITY』からベロリと一皮向けて、ある種、威厳や貫禄のようなモノを漂わすまでに成長。
疾走チューン④⑪、重々しく劇的な⑤⑧、凝ったアレンジで聴かせるインスト曲⑦、ヘヴィ・バラード⑩といった楽曲は、
彼らの影響元であるVICIOUS RUMORSやMETAL CHURCHといったバンドに比べると、一聴してグッと掴まれるような
「キャッチーさ」には欠けるものの、このバンドならではの、ヘヴィネスと叙情メロディの融合を堪能する事ができる。
また本作を語る上で外せないのが、日本盤にオマケ収録され、一部メタル・マニアの間でそのカッコ良さが話題となった
RIOTの名曲“ROAD RACIN"のカヴァー⑪。シャープな原曲をよりパワフルにリメイクしたこのバージョン、
去年だか一昨年だかのTHRASH DOMINATIONの会場でも流れていたので、聴き覚えのあるスラッシャーも多いんじゃなかろうか?
ここ日本ではHARROWの代表作として取り上げられる機会の多い作品であり、個人的にも、彼らの最高傑作として強力にお薦めしたい1枚。
火薬バカ一代 2009年1月9日(金)21時51分

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