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REACH FOR THE SKY / RATT
1988年リリース。試行錯誤を繰り返して、何とかひねり出したアルバム。実際聞いてみると、これまでの作品とそれほど変わっていない・・・。がしかし、実験的なWay Cool Jr.やCity To Cityあたりには苦労のあとが感じられる(個人的にですが・・)。Chain Reactionのような定番のRatt'N'Rollもあって、決してあなどれないアルバム。もうちょっと評価してあげたい作品。
LAメタルとRATT人気自体の衰退が激しかった88年にリリースされた意欲作が本作。
いわゆるRATT節が飽きられてきてた事を察知し、いろいろ実験的な曲が織り込まれていて、その代表が上記の“Way Cool Jr"。曲としては前作の“Dance"の延長線に新たな味付けが施されている印象をうけるが、個人的には素晴らしい出来で、決して過去の名曲群にも一歩もひけをとらないと思う。その他“I Wanna A Woman"、RATTらしい疾走チューン“Chain Reaction"等がバランスよく組み込まれていてトータルとしてはこの作品が一番起伏があり、バラエティーに富んだ内容であると思う。
残念ながら、RATTらしい作品はこれがギリギリだったようで、次作からはRATTと思わなければ名曲という曲が増えた。って事はRATTとしてのバンドの存在意味も無くなった訳で、ブームと共に去っていく結果となったのは、一抹の寂しさが残る。
RATTとしての最後の抵抗だけど、聴く価値は十分にある素晴らしい作品ですよ、これ!
RATTフャンの俺にとってこのアルバムはかなりヤバイ(良い)アルバムです。スティーヴンの声にはエコーをへヴィにかけないと魅力がでないからプロデューサーは良く解っていると思う。これこそスティーヴンのVoである。最近のアルバムは、声が生っぽくて全然スティーヴン
の良いところが引き出せてない。てゆーか元々歌が下手なんだから…。しかしこのダイナミックなサウンドは最高だ!ロビンがこのアルバムを何回も聞きたくなる作品だと言ったのも納得納得。
フェイク王 2003年4月23日(水)19時25分
マンネリといわれていたRATTが作風をひろげた!はずなんだけどもRATTに熱心じゃない人にはやっぱり同じに聴こえたらしい。
なんでやねん!こんなにかっこええのに。
①②③⑥⑧⑨⑩が好きだ。
特に③なんて新境地ですよ。
ボクはこの作を最初に買ったこともあって、他の作より思い入れが深いッスね。
ジャケのアートワークも好き。
しかし、当時この作はひどく酷評を受けてたな。
これ・・かなりいいと思うけど・・・。
ピークを過ぎた時期って言うとらえ方されてますよね・・一般的に。
確かにムーブメントとしてのHR/HMは下り坂だったけど、それイコール
個々の作品の質の低下ではないですよね。
このアルバム、「変わった」って言われるけどそうかな〜・・?
いつもどうりのRatt'N'Rollをさらに突き詰め、洗練させ、かつ、
Ratt'N'Rollの範囲内でのいろんな
バリエーションを試してみたりするバランスが絶妙な好盤だと思います。
曲の質も申し分ありません。
『名盤』!(個人的に)
ラットらしいLA・ハリウッドの都会的な匂いがするメタリックなオープニングの『City To City』。
ラットらしい陽気でギラギラしたサウンドが素晴らしい『I Want A Woman』。
ブルースロックとLAメタルの融合!ミディアムテンポでカッティングとチョーキングビブラートが
心地いいイントロの『Way Cool Jr.』RATTらしくないがウォーレンがかっこいい!。
RATT'N ROLL炸裂の『Don't Bite The Hand That Feeds』、初期の匂い漂う『Bottom Line』。
このアルバムは素晴らしいと思うよ〜。
Way Cool Jr.好きでした。このアルバムをかつて持っていたことを すっかり忘れてた自分がちょっと悲しい。。。てことは、あまり聴いてなかったということなんだろな。Stevenって歌うまくはないけど、なんか妙にエロですな(笑)これがVo.の存在感って奴なのか。
RATTは作品を重ねる毎に、サウンドがポップ化していった.....。しかし楽曲はよりキャッチーになり、らしさも同時に確立していった。悪い面を、見すぎてはいないだろうか?ポップすぎるラットを受け入れられるかによって、この作品の評価は分かれるだろう。この作品なんて、かなり力を入れて作っただけあって、実はホントによく出来ている。
僕は密かに好きな作品だったりする.......。
ねぇ、イイよね?なんでけなされてたんだろうな。
これとかBON JOVIの『NEW JERSEY』あたりですよ、初めて洋楽のCDを買ったのは。当時リアルタイムでね。輸入盤ってヤツを。
昔は輸入盤って縦長の紙のケース(ジャケットのデザインで)の中にプラケース入りのCDが納められてたんですよ。知らない人も多いんじゃない?
そういう意味でも懐かしい。このCDが高く評価されててなんだか嬉しい。
ホントいい出来ですもんね。
Rattの中では、一番バランスの取れたいいアルバムだとおもうんだけどな。
なんで評価低いの?
プロダクションも以前のものに比べてダントツによい。
LAメタル末期に発表されたRATTのアルバム。
この時期のアメリカのバンドの大多数に言えることなのだが
やはりこの作品も例に漏れず、タイトな音作りがなされている。
しかし、そこはこのバンド、平凡な曲が見当たらず、今聴いても斬新です。
どの曲もRATTらしさが濃い〜くて、自分はかなり楽しめた。
IWantAWoman,WayCoolJrなんか当時は凄く刺激的でかなりワクワクしたんだけどね。
それにしても、このアルバムあまりにも注目されなさ過ぎでは。
おそらくはモトリーのアルバムDr.FeelgoodにおけるKickstart My Heartのような疾走ヘヴィチューンが
一曲でもあればよりDr.Feelgood並に世間にアピール出来たのではないかと、、、悔やまれるね。
チープさを全く感じさせない、ゴージャスRATTもなかなかイケてるよ。
この頃からロビンの生活スタイル(ドラッグがすぎてその後AIDSに感染、90年までにはバンドへの参加が困難になり、遂には2000年代初頭に亡くなりました)が大きな問題となってきていたはずで、ウォーレンだけの曲作り、ギターが増えていたみたい.その結果、単調。ロビンは曲にフックを持たせる重要な役割を持つソングメーカーだったんだと実感。ウォーレンは本来リフ作りが巧いはずなのに(Way cool Jr.とかは良い方の例、悪いのはそれ以外のほとんどの曲)、このアルバムでは(前作から兆しはあったが)完全に煮詰まっている感じがする。残念。いちギタリストとしてみると、ペンタだけでここまで多彩な速引きが出来るというのは驚きで、出てくる音以上に弾きこなすのは難しいフレーズが目白押し、さすがウォーレン。しかしやはり一般受けはしなかったのはしかたないか。