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沐・血・再・臨 BLOODSHED REBEFALLEN / ANTHELION
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2007年発表の1st。

台湾産のシンフォニックブラックという事で、失礼ながらCHTHONICの弟分のような音楽性を
イメージしてたんですが、結構違いますね。大仰なシンフォサウンドをバックに、ここぞと
いう所でトレモロリフやリードギター、ピアノ等による泣きメロを炸裂させるスタイルで、
CHTHONICよりもDIMMU BORGIRやABIGAIL WILLIAMS、SOTHIS辺りに近い作風。

所々オリエンタルなメロディがあるものの、それが際立った特徴といえるようなほどでもなく、
正統なシンフォニックブラックの様式を踏襲している感じ。ヴォーカルもがなり声は
Shagrat似だし、時折入る金切り声はDani Filth似でいかにもシンフォブラックの先人の
影響下にありそう。全体的にレベルが高くて垢抜けてる感じですが、特にFredrick Nordstromの
プロデュースによる硬質かつクリアで、迫力のある音質には、CHTHONICの「Seediq Bale」よりも
メタルとしての説得力があると思う。

ただ、上で挙げたABIGAIL WILLIAMSやSOTHISの1stって、質は非常に高いものの特に
オリジナルの音楽性を提示している訳ではないという理由で、一部のプレスから芳しくない
評価を下されてたりもしてたんですが、同じことはこの作品にも言えると思う。
まして上記のバンドよりもメロデス的な泣き・メタルのかっこよさ>シンフォブラックの
大仰さ・ブラックの邪悪さという傾向はより強い作風なので、ブラック者はよりそれを
感じてしまうかもしれません。純粋に質の高いシンフォブラックが聴きたくて興味を
持ったのであれば、期待を裏切られることは決してないんじゃないかと思います。

あと、英訳詞付けてくれるのはありがたいけど、それをケースに入れられない仕様はどうかと(笑)
英訳詩の方にSnake Corpseの詞とアー写付ければ事足りる気がするんですが…。
Usher-to-the-ETHER 2009年2月10日(火)21時19分

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