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HYMNS TO VICTORY / VIRGIN STEELE
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2002年1月発表のベスト。
同時期に1stと2ndの曲をリメイクした企画盤も出していて、本作に収録されたのは3rd以降の曲となった。
当初は2枚組という可能性もあったとのことだが、おそらくレコード会社の反対で1枚になった。
選曲に関しては、ウェブで人気投票をしてリストを作り、またファンとの直の会話やライブでの反応も参考にしたと言う。
だが最終的な判断はデヴィッドで、彼は「俺はパブリック・オピニオンの奴隷にはなりたくない」と言っている。
デヴィッドお気に入りの5thからの選曲はなし。確かに毛色の違うアルバムだしファンの支持も少ないが、個人的には残念だ。
内訳は、3rd・4th・6th・8th・10thから一曲ずつ。7th「マリッジ〜part2」からは3曲。
9th「アトレウス〜act1」からは2曲。その他3曲。既発曲に関してはリマスターあるいはリミックス。
ライブでよくやる曲を選んだ、という印象。

リマスターされただけのもの以外についてコメントしていくと…
4. Crown of Glory (Unscarred) (In Fury mix)
キーボードによるイントロが付いた。低音部が迫力を増しているが、過剰にやり過ぎてオリジナルにあった味を消している気もする。
6. The Spirit of Steele (acoustic version)
マリッジ期のアルバム未収録曲で、3rd再発の際のボーナスとなった曲のアコースティック・バージョン。これはとにかく名曲、名バージョンであり、本作の売り。
7. A Symphony of Steele (Battle mix)
オープニングのキーボードイントロ部分に台詞が重ねられている。リミックスに関しては4曲目と同じ感想。
10. Saturday Night
3rd制作時のアウトテイクの新録音で、陽気なロックンロール。はっきり言ってアルバムに合っていない。ソロパートは苛烈さがあって良いが。
11. Noble Savage (Long lost early mix)
3rd当時の別ミックスとのことだが、違いはよく分らない。
12. Mists of Avalon
新曲。彼らの他の曲にはないタイプのスローバラード。盛り上がりがないが、そこが味。
当時は「せっかくベストに収録した新曲がこんなんかよ!」と思ったし、
「これを入れるなら普通に他の既発曲を入れるべきだったよなぁ」と今でも思っているが、曲自体は大好きだ。

個人的にベストを作るなら半分は入れ替わるだろう。いや、そもそも1枚でやるのが無理だ、とも思う。
そんな中、大好きな7thから3曲も選んでくれたのと、ラストに「Emalaith」を持ってきたのだけはデヴィッドに強く感謝!
この曲のリマスターは嬉しい。
ゴリャートキン 2009年2月11日(水)15時16分

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