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BURING AT THE SPEED OF LIGHT / THRASHER
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THE RODSのドラマーにして、ANTHRAX、OVERKILLといったバンドの初期作のプロデュースを手掛ける等、
当時、NYへヴィ・メタル・シーンのちょっとした顔役でもあったカール・カネディが、元SHAKIN' STREETの
アンディ・マクドナルド(G)と共に立ち上げたHMプロジェクトTHRASHERが、'85年に唯一残した作品で、
ビリー・シーンやダン・スピッツら、日本でも名の知れたミュージシャン連中が多数参加している事でも話題となった1枚。
RIOTファンゆえ、故レット・フォリスター(Vo)の名前に釣られて購入した本作だったが、THRASHERというプロジェクト名に反して、
内容にスラッシュ・メタル色は皆無。どちらかと言えば、豪快なアメリカンHMサウンドがその持ち味で、カールの本職バンドである
THE RODSを思わせる部分もあり、あのバンドから欧州風味の泣きメロを薄めた感じ・・・と言えば判り易いか?
正直、余り好みの作風とは言えないし、面子の強力さに比べると完成度自体は「並」ってな気がしなくもないが、
とは言え、メロディにフックの効いた②、ハイテンションなロックンロール・ソング③、JUDAS PRIEST風味のGリフを備えた
正統派ヘヴィ・メタリックな⑥、そして、このプロジェクトを代表するパワー・チューン⑦といった楽曲のカッコ良さは流石。
CD屋だと「スラッシュ・メタル」の棚に置かれているのをよく見かける本作だが、スラッシャーよりもアメリカン・ロック・ファンに
お薦めの1枚・・・なのかな。上記した楽曲は、スラッシャーにだって必ずやアピールし得るカッコ良さだと思うけど。
火薬バカ一代 2009年2月15日(日)18時14分

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