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THE TJOLGTJARIAN MASS / TJOLGTJAR
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2006年発表の2nd。

色々な所で、「NUIT NOIREに匹敵する脱力アヴァンギャルド・ブラック」的な感じで話題に
なっていたり、某大手レビューサイトでも50点以下のレビューが多く投稿されていたりなどから、
興味を持って購入。確かに、インスト明けの2曲目を聴く限りでは、ミョーにRAWなドラムの音、
紙というよりも「線」と表現したくなるようなギターノイズ、擬音で表すと「み゛ゅー、
み゛ゅー」という感じの、搾り出しきれない微妙なブラック声…と、確かにこれは
脱力ブラックだ、と納得し、そのまま暫く置いておいてしまったんですが…。

改めて聴いてみると、とんでもない作品ですよ、これ…。
2曲目は確かにそんな感じなんですが、聴き進めるうちにジャズ調のムーディーなパート、
スパニッシュな雰囲気で音質もクリアなインスト、普通声で歌い上げるフュージョン風の曲、
ILDJARN風RAWブラック、ノリノリなブラックンロールなど様々な音が出てきて、
「一体なんだこれは…」と呆然となってしまう。しかも平均1曲3分という短いスパンで、
次々にそれらを繰り出してくるので、最初聴いた時はまず間違いなく置き去りにされます。
曲によっては最初のヘタレ振りが嘘のような邪悪声やブラストまで聴けるし…実は凄いバンドなのでは。

NUIT NOIREの脱力感やファニーな雰囲気と、SIGHやUNEXPECTばりの拡散した音楽性を
組み合わせたら、物凄く異質な物が出来てしまったという感じ。
もしかしたら、ブラックの歴史に残る、とんでもないバンドなのかもしれません。
或いはトンデモさん過ぎて、誰も付いていけないバンドなのかもしれません(笑)。
取り敢えず、ブラックファン以外にも「カルト」なものを求めている人ならば、聴いておくことをお勧めします。
Usher-to-the-ETHER 2009年2月18日(水)20時42分

NUIT NOIREは演奏とのギャップにやられますがこちらはいろいろな要素をごった煮したような感じ。
真夜中の遊園地にピエロがおどけているような
WOODS OF INFINITYがより壊れたような音でしょうか
コクーンドルフィーナ 2009年2月20日(金)12時42分

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