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THE RETURN OF MOTHER HEADS REUNION / RICHIE KOTZEN
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90年代半ばに出たマザーヘッズの続編。リッチーコッツェンの類いまれなハスキーボーカル、R&Bやソウルの影響を強く受けた作曲能力、当代随一のギターの集大成とも言えるアルバム。彼の持てる潜在能力を最も良く出したという点でキャリアを代表するアルバムになることと思う。70年代前半にジェフベックグループがファンク色強いロックアルバムを何枚か出したが、あれを21世紀風にハイテク化しました、という感じ。

簡単に曲を紹介すると、1.マザーヘッズの前作に通ずるグルーブの曲、しかし前作と違いギターソロは全開、今回のアルバムの持つ勢いを感じさせる。2.ボーカルがめちゃくちゃかっこいい。そしてそれに絡むブロークンコードの嵐のようなソロが絶妙なタイミングでブレークして、歌メロに戻るところのスリルを感じて欲しい。3.個人的には本アルバムのベスト。前作のReach outに通じる曲。リッチーの恐るべきギターアレンジ能力が聴ける。メインメロディの良さからか8分も有る曲なのに飽きることがない。この曲はドライブしながら聴くと最高。4.ファンキーでしかし超人的なリフから始まるギター弾きまくり曲。リッチーはこれをボーカルをとりながらライブでは演奏するのだろうか?なんと言う演奏能力、恐ろしい。バンドのグルーブも最高!既にここまで4曲でノックアウト状態。5.けだるい感じのリッチーのオリジナル色あふれる曲。6。ソウルバラード。7-9.70年代風ブルースロック、でもソロは21世紀風という感じの曲。フェンダーストラトないしはテレキャスターのクランチがかかった程度の歪みで流麗にここまでソロを奏でるギタリストは多くない。10.いなたいタイプのバラード。しかし、個人的にはアルバムの終盤でこれが出てくるとちょっと疲れるタイプの曲。11.ファンク!こういう曲で流れるようなギターソロが取れるロックギタリストはそんなに多くない。12.美しいメロディーのフュージョンインスト曲。複雑なコード進行の中を切り抜けていくギターは快感。ジェフベックのブロウバイブロウの中に入っていてもおかしくないような曲。フェンダーストラトの美しい音色も心に残る。以上12曲、前作よりも格段に上達した作曲群と迷いの吹っ切れた感じの超絶ギター、ギターソロが前に出るミキシングも最高なので、ぜひ聴いてください!
Beck0624 2009年2月23日(月)13時25分

ここ数年、過去の名作の続編を出すバンドがいくつかありましたよね。
Helloween、Queensryche、Royal Hunt、Gamma Rayなどなど。
どれも話題性はともかく中身のほうはと言うと、
名作の名前を引っ張り出してきた効果があったとは言いにくいものばっかりだった。
で、「今度はリッチーか・・・どーなのよ?」という感じで期待せずに聴いたら。

素晴らしいじゃないですかコレ。

今までの彼の作品って、歌、ギターともに実力は文句なしだけど、
どちらかと言えばリラックスしたルーズな空気が支配する作品が多かった。
今回は「リッチー急にどうしたの!?」というくらい歌もプレイも気合入りまくり。
特に3曲目「Fooled Again」は、彼のソロ曲の中で最高クラスだと思う。
ソロアルバムでは全パートを一人でやっちゃうことも多かったけど、今回は本職のミュージシャンとともにやってます。
グルーヴ、ケミストリーといったものは他人とプレイしてこそ出るもの。個人的には絶対こっちのほうがいい。
捨て曲もほぼなし。オススメ。
GB 2010年8月24日(火)22時57分

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