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MARANATHA / FUNERAL MIST
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6年ぶりのニューアルバムです。
解散説もでていただけに、今作のリリースには驚きました。

さて、肝心の内容ですが…

音質は若干ザラザラした感触がありますが、前作のSalvationと比べてだいぶクリアになりました。
これにより引っ込みがちだった、ヴォーカルとドラムが前に出てきました。

ヴォーカルの凄さは、もう鳥肌ものです。
さすがはAriochとしか言いようのない、邪悪声です。
感情表現もやはり多彩で、本当に怖い声…。

今やAriochは、ブラックメタル界ナンバーワンヴォーカリストの一人でしょう。

ただ、ちょっと残念な面もあります。
前作では全曲速めの曲でしたが、今回はスローテンポな曲も結構増えてきました。

リフ自体は前作のひたすら邪悪な感じと比べて、聴かせるパートも増えてきました。
前作よりアングラさは落ちた感じもしますが、センスの良さは感じます。

ドラマーは前作と違う人が叩いているようです。コシのある音でかなりいいドラミングを聴かせてくれます。
おかずのセンスがメロディアスで良いと思います。
ブラスト時もかなりの凄まじさを感じます。

全体的に、前作の異常な邪悪さやアングラさは落ちたものの、曲が多彩になった関係もあってか、前作より敷居は低くなったと思います。(ヴォーカルは別ですが…。笑)
賛否両論分かれそうな気もしますが、名盤であることは変わりません。

Ariochの声が好きな人は、その為だけに買う価値はあると思います。
GOD 2009年2月26日(木)20時20分

2009年発表の2nd。

二年くらい前から新作が出る事を噂されてたんですが、それから何の音沙汰もなくて
半ば諦めてたんですが…突如新作発表のニュースが飛び込んできた時はほんと衝撃でした。
ちなみに、二年くらい前の噂ではMARDUKのEmilがドラムを担当すると言われてましたが、
現在はArioch独りの編成で、今作のドラムはセッションドラマーを起用したそうです。

まずFUNERAL MIST最大のウリであるAriochのヴォーカルですが、もう素晴らしいなんて
言葉じゃたりないくらい素晴らしいですね…邪悪好きには垂涎・落涙ものですよ、これ…。
世界の全ての「穢れ」を一身に背負った預言者が、苦悶しながら何かを訴えているような声。
タイトル曲の「Anathema Maranatha」のタイトルを叫ぶ部分なんて、あまりに「穢れ」が
強すぎて、人間の形を保てなくなった者の咆哮を聴いているような凄絶さが…。

どこかのサイトでAriochの素顔を見たらかなりのイケメンで驚いたんですが、この作品の
彼の声を聴く限り、肉が爛れてゾンビ化した人間が歌ってるようにしか聞こえません(笑)。
悪意に満ちた邪悪ながなりだけでなく、咳き込む寸前の声や吸い込み系の声を出したり、
表現方法をかなり追及し、実践している感じ。それだけでなく、声に掛けるエフェクトや
ミックスにも物凄く拘ってそうな印象があります。HR/HMに限らず、ここまで表現力のある
ヴォーカリストっていないですよ…しかもその表現力の全てが邪悪さに向けられてるという。

作風は、確かにミディアムが増えたものの、宗教性・神秘性を感じさせる邪悪極まりない
ファストブラックなのは変わりません。音質はフレーズやヴォーカルがよりくっきり
聴こえるようにはなってますが、全ての音が殺意を持って襲いかかってくるような迫力は
変わってないですね。SEを上手く使い、宗教的なムードを強めているのも一緒。

ただ、不満も無いわけではないですね…。アルバムの盛り上がる所でやけに長いSEを
挿入したり、約12分の大作が邪悪一色でなく、ロック的リズムを導入したものだったり、
実験的な要素が多少空回りしている印象。加えて、前作の「Qui tollis peccata mundi…
Agnus Dei」「death and darkness, funeral mist, desolation」「Tibi soli peccavi」
辺りで聞かれたキャッチー(かつ超エグい)なヴォーカルラインが減ってる気も。
ヴォーカルの歌い方、聴かせ方自体には何の文句もないですけどね。

…とはいえ、そんなものは些細なことに過ぎず、期待を裏切らない作品だと思います。
私は1stを聴いたときはその邪悪さに衝撃を受け、今でもブラックメタルのアルバム
ベスト3に入るし、神格化レベルで好きなんですが、そういうリスナーの期待を裏切らない
作品を出してくれるバンドって稀有だと思う。もしブラックにほんの少しでも興味があるなら
1stと纏めて買う事を勧めます。そしてブラック界生え抜きの表現力を持つ
ヴォーカリストである、Arioch様の妙技をとくと味わうがいい!!(笑)
Usher-to-the-ETHER 2009年3月9日(月)21時39分

スローな曲も増えたが、ファストな曲は相変わらずの暴虐ぶりで、その手が大好物の自分には嬉しい。今作も非常に邪悪な雰囲気を纏い、やはりSEの使い方が上手く、暗黒感を増大させている。上の御二方も褒めているが、このAriochというヴォーカルは素晴らしい。極悪、恐ろしい。俺はブラックで好きなヴォーカルは何人もいるが、彼は5本の指に入る。彼もまた、本物の悪魔である。
背徳ノ翼 2009年6月28日(日)1時1分

やはりデス声系の表現力の幅の広さではこの人が1番すごいな、邪悪すぎる。
皆さん共通の意見として前作に比べスローなパートが増えたので
ファスト好きにはマイナスかもだけど、
アリオクのヴォーカルならスローな曲の方がより映える気がするので個人的には全然アリ。
音質も良くなり聴きやすい部類になったので(マニアは多少音質悪い方がいいかもだけどw)
ちょっとダークなサウンドに興味ある方は是非。
カズチン 2010年4月12日(月)22時51分

Arioch様の極悪ヴォーカルが最高に大好きです。
ep、1stと共に必聴のアルバム。

このバンドが好きな理由のもう1つとして、SEがとっても邪悪な雰囲気を醸し出してて、邪悪マニアにはたまらん音となっている。

とにかくArioch様のヴォーカルが神すぎる(いや邪悪神かな)。なので、ぶっちゃけ曲の良し悪しはさほど気にならない(笑)

The邪悪な一枚。
2010年6月23日(水)1時15分

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