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CRUEL TRANQUILITY / NAPALM
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METAL MANIAと言えば、マイナーなスラッシュ・メタル・バンドの国内盤を積極的にリリースしてくれた
レーベルとして知られているが、数多あるそのカタログの中でも、個人的に特にお気に入りの1枚だったのが、
NY出身の4人組スラッシュ・メタル・バンドNAPALMが、'89年に発表したこの1stアルバム。
リリース形態こそ、ドイツのプログレ・スラッシャーSIEGES EVEN(RHAPSODYのDs、アレックス・ホルツワースが嘗て
在籍していた事で知られる)のデビュー作との抱き合わせ仕様という、やっつけ仕事感がプンプンと漂ってくるモノながら、
内容の方は非常にハイクオリティ。エド・レプカが手掛けたジャケット・アートワークは伊達じゃないですよ!
噛み付くように歌う様が非常にカッコイイ濁声Vo、重厚なリフを刻む一方、都会的な憂いを帯びたメロディも紡ぎ出すG、
そして、楽曲にコンクリートの如き質感を付与するソリッドなリズム隊とが、猛然と突貫しまくるクールなスラッシュ・サウンドは、
畳み掛けるように疾走する必殺の名曲②⑦を筆頭に、NUCLEAR ASSAULTやD.R.I.に通じるクロスオーバー臭を濃厚に撒き散らしつつも、
緩急に富む⑥⑨を収録する等、スピード一辺倒に偏ることなく、ヘヴィ・メタリックなドラマ性や、ダイナミズム、
ヘヴィネス演出にも抜かりなし。丁度、2nd『BEST WISHES』を発表した頃のCRO-MAGSを彷彿とさせるカッコ良さ、
と言えばその作風が伝わるだろうか。あれを更に硬質にビルドアップした感じ?
昔購入した国内盤は、収録時間の都合上、1曲オミットされた不完全版だったので、
ここは是非とも完全収録のリマスター盤を再発して欲しいなぁ。
火薬バカ一代 2009年2月28日(土)2時35分

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