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SICK TRANSIT GLORIA MUNDI / RED HARVEST
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2002年発表の6th。
タイトルは「Sic transit gloria mundi(かくして世界の栄光は過ぎ去った)」の捩り。

インダストリアル・ブラックって機械的な無慈悲さやスペイシーな空間を演出したり、
同ジャンルでもバンドによって思い思いの情景を描いていて、聴いていて興味深いんですが
このバンドの音を聴いてまず出てきたのは「凄くゴツイ音だなぁ」という感想(笑)。
打ち込みビートや機械音のサンプリングなど、この手のジャンルによく見られる手法を
取り入れてはいるんですが、他のバンドよりも「野蛮さ」が強いような印象。

ごっつい排気量のマシンが駆動しているようなイメージの音で、3曲目なんかはエピックな
シンセメロを取り入れているにも関わらず、浮かんでくるのは殺人マシーンの発進シーン(笑)。
ただし、これでも音がゴツすぎて聴きづらさのあった前作(New World Rage Music)よりも
音が整理され、大分聴きやすくなった感も。というか、音が整理されたことで、音像の全体が
見渡しやすくなり、それによって曲のゴツさが更に際立った気もします。

このバンドはスラッシュを出発点にしているらしく、だからこういう暗黒性よりも直接的な
攻撃性の強い作風になるのかもしれませんね。ヴォーカルも少しハードコアっぽい感触ですし。
その辺り少し好みは分かれそうですが、個人的にはインダストリアル要素・実験要素が
こう直接な野蛮さに繋がるバンドは貴重だと思うし、好きですね。
Usher-to-the-ETHER 2009年3月19日(木)23時21分

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