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AMERICAN SOLDIER / QUEENSRYCHE
OMⅡから、3年ぶりの新作。
前作があの名盤の続編だったことから、その後のアルバムがどんな方向性になるのか全く分からなかったが、蓋を開けてみれば、Q2K〜TRIBE〜OM2の流れにあるもの。
今回は戦地に赴く兵士の様々な視点から書かれているコンセプト・アルバムで、そんなに構えて聴かなくてもわかりやすいテーマだ。
ただ内容はとても重く、考えさせられ、聴き終わると心にズンと残る。
11、12曲目、愛娘との手紙〜絶命?!は重たい。非常に。
サウンド的には、やはり最近のモダンなQUEENSRYCHEで似たような曲が多いように感じたが、聴き込むと様々な情景が見えてきてとてもドラマティック!
ジェフ・テイトのボーカルはもちろん、今回はマイケル・ウィルトンのギターがいつもに増してメロディックで映えている。
今回も賛否両論ありそうだが、個人的にはコンセプトアルバムの傑作だと思う。
彼らの場合、ある一時期の作品を除けば、ほとんどの作品がコンセプト・アルバムと言える内容なので、特にその色が濃いというだけである。
僕は前作「オペレーション・マインドクライム2」の低評価に、日本の市場も完全に駄目になったなあ〜と、強く感じた。
こういった作品を時代に埋もれないように、常に高い評価をしてきた日本のHR/HMファンの、あのこだわりはもう昔の話なのだろうか。
単純に1との比較で、1には到底及ばないとか、今の彼らはもう昔の彼らではないのである。
今できる事に対して、どれだけ頑張っているのか......という事を、もっと考慮してもいいのではないだろうか。
前作を高く評価したファンには、この作品も実に彼ららしい作品と感じるハズである。
僕は好きである。
これで物足りないなら、彼らに一体何を期待しているのだろう......。
これは泣ける!傑作です!!
簡単に言うと、『OPERATION MINDCRINE2』と『TRIBE』を足して2で割ったような作品。
ジェイソン.スローターやケリー.グレイが曲作りに絡んでるので、予想の範囲内といえば範囲内なのだが、全体的に色で例えると灰色のような、どんよりとした曲が並んでいる。
それぞれの曲に、メロディアスなフレーズも見え隠れするし(特にギター)、ジェフ.テイトの渋味を増した抑えめなヴォーカルも味があるのだが、いかんせん同じような雰囲気のミドルテンポの曲が続き、起伏のない展開になってしまっているのが残念でならない(途中で飽きてくる)。
相変わらず曲の雰囲気作りは抜群に上手いバンドだとは思うが、『PROMISED LAND』の続編的な作品を期待していたので、メロディーラインのキレという点では、クリス.デガーモの不在を大きく感じてしまった。
前作、om2が自分にとってかなりの傑作だったので、今回もとても期待していたアルバム。ワーナーのホームページで全曲試聴はしていたので、速い曲がないのはわかっていたけど…。うーん、なんか微妙。充分メロディアスだし、最近のqueensrycheの世界観もちゃんと表現されているし。あと2、3曲兵士の怒りを表した速くてアグレッシブな曲があれば、アルバム全体が締まると思うんだけどな。でもこれはこれで聴き込めば好きになれそうです。曲単位では、the killerが今の所1番好き。歌詞も曲もわかりやすいし。
今回もやっぱり(queensryche愛)のあるライキチさんの意見を求む!
まぁ落ち着いてますな(笑
コンセプトアルバムということらしいですが、
輸入版を買った、歌詞を重要視しない私にとっては
いつもの(最近の)ライクといった印象です。
とはいえ、テーマが「戦争」とゆうことなので、いずれ歌詞を知って
考えなければいけないとは思ってますが。
ギターはマイケルウィルトン一人になった様ですね。
とゆうことは、オリジナルメンバーのみでの録音ということでしょうか。
デガーモ以外の後任が入るのなら、こちらの方がベストな選択でしょう。
ライブでのツインリードはサポートメンバーを雇えばいいわけですし。
ヘヴィな音が少なくなって、よりクリーンなリフやアルペジオが多くなってます。
この、熱くなりきれない微妙な感情を収めた楽曲群は、80年代のファンには
受け入れられない音像なのかな?
激しい起伏に富んだ音像はここには無いですが、流れるようなメロディ作りや冷めた哀感は
昔から変わってない気がしますが・・・。
私にとっては予想していた範囲の音楽性だったですし、好みのムードなので
愛聴版になりそう。
メジャーデビュー以来、アメリカの抱える闇の問題点を頑なにテーマとして取り上げてきた彼ら。
本作でも勿論それは貫かれているが、ここに到り完全に明確になったという感じだ。
内容は、第二次世界大戦から近年のイラク戦争で最前線で戦いをくぐり抜けた退役軍人や帰還兵からの体験談が基になっている。
帰還兵が退役後に社会や家庭から冷遇を受けたり、後遺症やストレスで悩み、問題になっているのはよく知られている事だ。
本作は、そんな兵士達の苦悩と悲痛の叫びが明確につづられたドキュメンタリー的作品。
過酷で残酷。
起伏が少なく淡々と曲が進行するにつれ、置かれている状況の深刻さが徐々に増していく。
戦争って何だ? 人の命と尊厳とは? さまざまな感情と思考をめぐらされる。
メロディも重く兵士達の感情や状況を見事に表現されている。
決してポップでもなくわかりやすいメロディでもなく、どこか哀愁を帯びて淡々と流れる。
本作において、他の追随を許さない新境地へとQUEENSRYCHEは到ったようだ。
正直、今さら10代の頃みたいに心底揺さぶられるアルバムに出会うと思っていなかったが、大間違いだった!!
深いですね。
聞き込んでます。
"Home Again"は涙です。
とてもいいアルバムに出会えました。
Queensrycheは好きなバンドですが、更に好きになりました。
速い曲が1曲欲しかったですが、贅沢過ぎなくらい、Qualityの高いアルバムだと思います。LIVEが見たいです。
09年発表。コンセプトアルバム。
ぺ・ヤングさん、ご指名ありがとうです。最近仕事が忙しくて発売日に買いそびれてました。不覚。
前作を聴いた後、次は大丈夫かな〜と思いましたが、全然大丈夫ですね。さすがの一言です。
買ってから聴きまくってますが全然飽きない。
なんていうか、心に響く曲ばかりで聴いてて早送りする間もありません。
渋い曲がずらり。Queensrycheって渋いな〜。って今思うと昔からどこか渋い所が好きだったのかもしれませんね。逆に言えば全然チャラチャラしてない。お堅いと言うか。ね。
今も聴いてますがかっこいいなーと思うのみ。
昔と比べれば音楽スタイルがちょっと変わっただけですが、中身は一緒ですよ。全然チャラチャラしてないっしょ?
まあジェフがチャラチャラミュージックに興味を示すわけないっしょ。その点は今後も変わらない点でしょうね。
今聴いてますが、なんというか、ゴールデンWeek向けじゃーないですね。精神的に重い作品なんでゴールデンWeekは避けた方がいいかな。ゴールデンWeekはもっとHappyなのか懐メロ辺りがいいんじゃ?普段の通勤中や通勤帰宅中に聴くとよさそう。
これ聴いたらHear〜からTribeまでの3作品は低迷期作品といってもいいんじゃ〜ないかなと思える(個人的にはどれも好きになったアルバムだ)。
もうQueensrycheに興味なくなってしまった人に是非聴いてもらいたいなーと思う。気に入ってもらえればうれしいなー。若い人には厳しい作品かも(年とったら聴いてくれ!)。
HR/HM的にはこれでも地味なのかなー?HR/HMが派手なだけなんじゃー?だと思うのであった。ちょっと地味なくらいの方が今の自分好みかも。貴重な存在だと思うなーQueensryche。
いや、本当"Home Again"にはやられます。涙です。⑤〜⑫の流れが特に良い!それにウィルトン君のギターも凄くいい感じだしね!GeoffのSaxも超いいよ!たまらんねー!
総じて大人びてる!渋い!に尽きるかなー。そこにかっこよさとか魅力を感じるのです(多分)。
定額給付金をもらったらCDショップにLet's Go!だ!!AMERICAN SOLDIERだ!!
個人的には、ここ数作、ベースの音がおとなしくなってることに寂しさを覚える(苦笑)。
個人的には、ここ数作、ベースの音がおとなしくなってることに寂しさを覚える(苦笑)。
アメリカにこだわるなぁ、テイトは。だってアメリカ人なんですもん。
現時点で今年発売された作品の中では、一番気に入っている作品である。
前作「〜マインドクライム2」で自分達らしさを完全に取り戻した彼ららしく、奥が深い内容に仕上がっている。
コンセプト作だからという理由ではなく、サウンドのきめ細かさや作品全体に漂うベテランらしい渋さに僕は感動した。
大物バンドが自分らしさを失った90年代中期〜後期.......まさに総崩れ状態であった時代と比較すれば、今はよっぽどましである。
なのに、日本の市場はさっぱりである。
実力のあるバンドは、勿論全部ではないけれど見事に蘇生した。
日本のHR/HMシーンの停滞.......何故なんだろう.......。
いい作品、近年実は案外多いのである。
個人的にはPromised Land以来、一番の傑作です。
楽曲そのものも確かに良くなっていると思いますが、久々にアレンジがいいですね。
それ以上に、演奏の味・表現力が増したと感じます。
ここまでウネっているのは久々ではないでしょうか。
言葉に出来ない気合いみたいなものを感じます。
一瞬クールに見えて実は熱いのってライクらしいじゃん、と。
正直、一曲目のイントロのリフで一瞬あれ?と思いましたが、
すぐにこのアルバムは何か違うかも、と思わせます。
随分、気持ちが入った演奏ですよ。
このバンドは、アルバム毎にカラーは違うものの、
アルバム自体は一つの流れ、というか印象を統一しています。
このアルバムも一曲気に入る曲があれば、全曲聴けるようになるアルバムだと思いますね。
彼らにHMのダイナミズムを求める僕には物足りない。だが本作はPROMISED LANDと違って魅力的なメロディーがあるので出来は良いと思う。デビューミニからEMPIREまでにこだわりがある僕は、PROMISED LANDや本作を好意的に評価出来るほど大人ではない。バンドと一緒に成長するファンもいれば、嗜好が昔のまま止まってしまったファンもいるのです。でもMAN DOWN!は良い曲だと思います。
かつてのQUEENSRYCHEが得意としていた「思考するメタル」全開のアルバム。
曲のクオリティも近作の中では一番いいと思われる。
(デガーモ脱退以来一番の出来だろう。)
また今回は特にDrのスコット・ロッケンフィールドが良い仕事をしていると感じた。
実にセンスの良いドラミングで曲を盛り上げる。