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LIVE INFERNO / EMPEROR
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2009年発表の二枚組みライブ盤。
2006年のノルウェー(Inferno Festival)とドイツ(Wacken Open Air)でのライブを収録。
Wackenの方はDVDでもリリースされてます。

「Emperial Live Ceremony」と同様、音は少し小さめながら良好で、細部が分かりづらかった
1stや2ndの曲もかなり聴きやすくなってますが…これを聴いて思うのは、シンフォニック
ブラックにおいて、ジャンルのクラシックとなるべきクオリティの名曲を生み出せている
バンドは、EMPERORを除いて未だに殆ど出てきていないな…ということ。

例えばLUNAR AURORAの「Andacht」なんかは、彼らを超える魔性の雰囲気があると思うし、
新人ながら鬼クオリティの音を聴かせるABGAIL WILLIAMSみたいなバンドも出てきてますが、
曲の良さという点ではまだ敵わないと思う。このライブ盤の、特に初期の作品が、
音質が良くなりフレーズが聴き取りやすくなっても曲の魅力が失われてない事が、EMPERORの
曲が邪悪な「雰囲気」だけではない、真に良い曲を作っている事の証拠だと思います。

しかし、これを聴いてると、Ihsahnソロも大好きな私でさえ、EMPEROR解散は惜しかったなぁ…
と思ってしまいますね。特にIhsahn、最初見たときは少し丸くなったようにも見えたんですが、
ライブが進むにつれて「恐怖の皇帝」の彼が覚醒していっているような存在感を感じます…
声も後半の方が出てる感じがしますし。やっぱり彼の才能の本質って、音楽を通して「人に
畏怖を与える」ことにあると思う。緻密で知的な今の作風も良いですが、SamothやTrymと
つるんだままでそういう方向に特化した音楽を演ってくれても良かったんじゃないかとも思います。

EMPERORファンならマストな作品ですが、二枚とも選曲がほぼ一緒なのは少し不満ですね。
特に4thからは一曲しかないし…「The Eruption」「The Tongue of Fire」とか聴きたかった。
まあ再結成は一時的だし、仕方ないですけど。でも仕方ないじゃ済まされないのが、
ヴォーカルがメロディ歌うパートでハモり入れてるEinarの歌唱が、ヴァイキング風朗唱でも
ブラック風呪詛でもなく、パワーメタル風熱唱なこと。しかもIhsahnより声でかいし、
Ihsahn歌いづらそうだし…皇帝の曲をそんな風に歌わないで欲しい…。

四月に入って、新生活などで色々大変な方もおられると思いますが、そんな時期に届いた、
皇帝から直々の励ましを聴いて頑張りましょう(笑)。一時再結成のライブ盤が出ると噂には
聴いてたんですが、もっと先だと思ってたのでかなり嬉しいです。
Usher-to-the-ETHER 2009年4月8日(水)19時55分

一応こっちにもセトリ載せておきます。


Disc 1 Inferno Festival
1.Infinity Burning (medley)
2.Cosmic Keys to My Creations & Times
3.Thus Spake the Nightspirit
4.An Elegy of Icaros
5.Curse you all Men!
6.Wrath of the Tyrant
7.With Strength I Burn
8.Towards the Pantheon
9.The Majesty of the Nightsky
10.The Loss and Curse of Reverence
11.In the Wordless Chamber
12.Inno a Satana
13.I am the Black Wizards
14.Ye Entrancemperium
15.Opus a Satana

Disc 2 Wacken Open Air Festival
1.Infinity Burning (medley)
2.Cosmic Keys to My Creations & Times
3.Thus Spake the Nightspirit
4.An Elegy of Icaros
5.Curse you all Men!
6.With Strength I Burn
7.Towards the Pantheon
8.The Majesty of the Nightsky
9.The Loss and Curse of Reverence
10.In the Wordless Chamber
11.I am the Black Wizards
12.Inno a Satana

Usher-to-the-ETHERさんにほぼ同意します。
メンバーが年食った気がする、「Ye Entrancemperium」のスピードも落ち気味だし。
それでも、演奏はやっぱ極上、この業界でのライブ再現力はMORBID ANGELの次くらいに凄い。(10歳年上のモビエンは衰えを全く知らないが)
何しろ曲が良い、客も演奏もSLAYERみたいな暴れっぷりがますますなくなったが、なんていうかますます芸術家然とした感じがしてきた。
確実に聴かせるバンドになってる、凄いバンドをなくしたものだ。
N男 2009年5月24日(日)11時59分

やや音がモコモコしているが彼等の復活を祝う闇の宴が克明に記録されている貴重欧なライブ。TOTALで150分にもおよびフルで聴くにはそれなりの覚悟がいるがさすがダレるところはまったくなく一気に聴かせてしまう。

しかしこうして聴き返してみるとその構成力、テクニック、いずれも稀有な存在であることがよくわかる。もっとプロダクションのよいサウンドで聴いてみたい。
チンポリオ・フェラッチィーノ 2009年7月4日(土)0時54分

自分はCD2枚とDVD1枚の3枚組のヤツを購入。
DVDを観ている限り、前のに比べると減速気味なのは感じますが
演奏の安定感といい再現力といい素晴らしい。
だいぶイーサーンがふくよかになってますがw
逆に威厳が出て皇帝らしさがにじみ出てます。

個人的にコーラスはそこまで嫌じゃないです、そこまで邪魔してると思わないし
カズチン 2009年9月14日(月)21時19分

まさに皇帝にふさわしいライブアルバム。
私もカズチンさんと同じ、3枚組のを買いました。

以前の闇の晩餐と比べると、タリムのブラストの速度を始め、全体的に曲のテンポが遅くなってるのはやや残念ですが、“聴かせる"クオリティは、ブランクがあるにもかかわらずアップしていますね。
シンセの音色とかもかなりスタジオに近づけてる感じですね。
これを聴いて改めてEMPERORの曲の完成度を堪能できました。

選曲も良くファンに人気のある曲がほとんど入っているのも嬉しいところ。
特に1stの頃の曲がイイ感じです。
ただ、Into the infinity thoughtsは個人的にかなり好きな曲なので、メドレーじゃなくてちゃんと全編聴きたかったですが。。。

何はともあれこのバンドがブラックメタル界の皇帝にふさわしいと思い知らされる一枚。
GOD 2009年12月31日(木)22時57分

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