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ARCHANGELS IN BLACK / ADAGIO
4THアルバム。
またまたVoが交代してしまってますが、今回のVoもレベルが高いので特に不満の声が出ることは
無いと思います。
今回の作品は前作で減ってしまった荘厳さがもどってきた分、メロスピ的な判り易さも若干
減ってしまったかもしれません。しかし、メロディがないかといえばそんなことは全くなく、
いい意味でいつものADAGIOの音楽が詰まってます。
今回一番の注目はやはりモダンさっていうことになるのでしょう。これはかなり賛否両論
分かれると思います。自分はメロデスやメタルコアなんかも普通に聞いてるので違和感
ないのですが、ネオクラ中心の方にはきつい部分もあるかもしれないです。
デス声も今回再び投入されてるので、それも苦手な方いるでしょう(前作よりは少ないと
思いますが・・・)
楽曲的には1STに2NDの世界観を注入し、3RDのエッセンスを振りかけたものに
重厚さを加えたものになってます(なんか料理のレシピみたいですが・・ww)
楽曲によって壮大な世界を持っているものと、明快なキャッチーさのある楽曲にわかれてる
ので、作品としての統一感は薄い感じもしますが逆に1ST〜3RDまでのいいとこ取り的
な部分もあるのでADAGIOの作品で好きなものある人にはぜひ聞いてもらいたいです。
ステファンのGtは相変わらず絶妙でまさにフランス出身という言葉がぴったりなテクニカル
且つエモーショナルなプレイを聞かせてくれます。今回はリフにも気を配っていて、聞き所
満載です。
へヴィ且つ美しき世界がこの作品で体現されてます。
上級者向けのアルバムだね。