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VOICE FROM THE SILENCE / SYMPHONITY
チェコのメロディック・スピード・メタルバンド「Nemesis」が
バンド名をSymphonityに変更し、気合十分でリリースされた1枚です。
ストラトヴァリウスをひとまわりパワーアップさせたような古き良きメロスピスタイルを継承するもので
最近はすっかりメロスピが廃れてしまったんだーって思ってるメロスパーの皆さんに
絶対におすすめしたいアルバムです!w
メロスピ初心者にもぜひ!
ex.Nemesisのメンバーが中心となって結成されたチェコ出身のバンドの1st。
ヴォーカリストにLuca Turilli〜Dionysusのオラフ・へイヤーを起用。またプロデュースはサシャ・ピート。
メロスピでここまで素晴らしい作品に出会えたのは本当に久しぶりです…
Nemesis時代のクサさは減ったものの、ベテランであるサシャによるプロデュースや抜群の歌唱力を持つオラフが歌ったことにより、サウンドはA級バンド並のものです。
それ以上に特筆したいのが楽曲。
まずチェンバロやオケを巧みに使用したイントロ①から、②〜⑤のメロディックな疾走曲へ雪崩れ込みます。この4曲は各々が違った特長を見せており、聴く人を飽きさせない妙は見事。(⑤あたりで流石に少し飽きる…かも)
⑥〜⑧は1つの流れになっていて、ヘヴィな雰囲気を醸し出す⑦を中心に⑥⑧はピアノインスト。
⑨はこれまでとは違ったイメージのミドルテンポで、耳にすっと入ってくる聴きやすさがあります。
極めつけは⑩!イントロから思わずニヤリとしてしまうほどの明るい疾走曲!
9分近くある長編で、速い-遅い-速いの3部形式。「遅い」の中間部はモーツァルトの交響曲第25番。
「速い」の部分はとにかく元気が出ます(笑)
オラフのヴォーカルがまた凄いんだこれが。
⑩があまりにも感動的なフィナーレを築いてしまった分、アウトロである⑪は要らなかったかも…
とりあえず、完全にメロスピには見切りをつけてしまったという人は、騙されたと思って聴いてみましょう。