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THE DEVIL YOU KNOW / HEAVEN & HELL
BLACK SABBATHは今まで何度も奇跡を起こしてきたが、
正直なところ、今度ばかりは無理なんじゃあないかと俺は思っていた。
しかし、彼らはまたしてもやってくれた。
21世紀に生きるすべてのSABBATHファン必聴の傑作。聴けば聴くほど素晴らしい。
トニーは相変わらずのリフ・マスターっぷりを発揮、
ギーザーは地獄の底から響いてくるかのような轟音を終始奏で続け、
ロニーは年齢を感じさせない王者の風格さえ漂う歌唱を披露、
ヴィニーは上記三人をしっかり補助し、見事な仕事を成し遂げている。
フォロワーを完膚なきまでに叩きのめす「元祖」の凄さ、ぜひとも味わってほしい。
まあ、実を言うとディオの歌メロがちょっと弱い気がするし、捨て曲も少しあるんだが
総合的には全盛期と何ら遜色のない出来のアルバムだろう。
何回聴いても素晴らしいっ!!
これが60歳を超えるメンバーがいるバンドの音なのか?
ロニーの声はまだまだ若いぞっ!
ヘヴィな遅い曲が多いのにあっという間に過ぎる50分です。
この時代にサバスの新たな名盤が誕生するとは思いもしませんでした。
オジーには失礼だけど、ロニーと再合体してくれてホントに良かった(涙)
間違いなく今年最高の1枚です!!
過去の名盤に勝るとも劣らない力作ですよ!
個人的にはトニーマーティン在籍時の作品が大好きなのだが、これは「HEADLESS CROSS」「TYR」と並ぶ名盤になるかも知れない。
全体的にクオリティが高く、独特なブラックサバス様式美が展開されている。
ヘヴィなバッキングに美しいヴォーカルメロディが乗る「Atom & Evil」「Breaking into heaven」は、過去のアルバムの世界を彷彿とさせる名曲。
こういった音楽性を高いクオリティで実現できるバンドはほぼ皆無だし、このメンツでしかできないだろうから、ぜひこの路線で突っ走って欲しいものだ。
ヘヴィロック・ヘヴィメタルに対するロニーとトミーの21世紀型の答えが、サバスではなくヘブンアンドヘルなのだろう。サバスというバンド名義さえも不要だという姿勢がどこまでもヘヴィなサウンドにこめられている。昔からのファンには充分に満足いく作品だろうし、新たなファン層を獲得できそうな一枚である。次回作も期待したい
素晴らしい傑作、来日公演が楽しみです。
21世紀に入ってまさかこれほどの傑作が出てくるとは・・・
SABBATH恐るべし・・・
典型的様式美エッセンスを基本排除したところが、今の彼らの立ち位置を表している。
非常に重く、深く、そして奥が深い。
そしてもし、今の若いリスナーがコレを聴いて「クール!」と思ってくれる子が、
沢山いてくれると、本当に嬉しい。
彼らも先はそんなに長くはないバンドである。
その感性は、しかるべき形で軽症・発展させなければならない時が来ているのだ。
だからこそ、本作はより輝きを増すのである。
サバス以外の何者でもない。
注釈や補足など何も必要ない。サバス史の中で輝く名盤です。
もしかして、リスナーに媚びたようなダイヤングみたいな曲があったら嬉しいかもなと思いながら
買ったんだが、聴いてみたらやっぱりそんなことはありえなかった。これぞドゥームという、凄いへヴィネス。多分サバス史上でも最高の重さだ。
ロニーの声は完璧だしギーザーのベースはゴリゴリでかっこいいフレーズもいっぱい。
予想も期待も上回るほど悪魔的なブラックサバスの新作。アイオミの才能は無限のようだ。
2009年にもなって、このメンツの「新作」を聴くことが出来る事の幸せについて考えると、もはや手を合わせて拝みたくなるほどのアルバムである。
しかも、もうミュージシャン寿命どころか実際の寿命について考えることさえ多くなりそうな御歳の方々が、ファンの勝手な幻想に付き合って、青年期に生み出した音楽を当時のパワーそのまま(もしくはそれ以上)に演奏してくださっているのだ。これは拝んでも拝み足りん。
存在自体が有り難すぎて、作品に対する正当な評価が出来そうに無いが、そんなもん、しなくていいわw
このアルバムは最高です。ありがとうございました。
発売から約1ヶ月経ちましたが、ほぼ毎日のように聞いています!
アイオミ先生は本当に素晴らしい!いや、他の3人も素晴らしい!
曲は重くて暗い、その上に美しいボーカルが乗る。個人的にはドゥーミーな①、⑩曲目がツボです!
それにしてもやってることが全員非常に若いです!ホントに60歳??
このメンツで作られた作品なのに過去の3作にあまり近くない気がします。
しかしそれもどうでもイイことで、アイオミが弾いてる以上メタル以外の何物でもない作品です!むしろ若いバンドが裸足で逃げ出すほどのヘヴィさを持った傑作です!
ヘヴィメタルの創造主、Black Sabbathは今年で結成約40年ですが、今だ衰えぬ孤高の暗黒美を見せ付けてくれました!!
DEHUMANIZER以上にヘヴィかつドゥーミーなアルバムですが、
クオリティに関しては同等かそれ以上の出来だといえます。(DEHUMANIZERも90年代サバスの傑作だと思っています。)
特にAtom and Evil、Bible Black、Rock and Roll Angel、Breaking into heavenはサバスの魅力を凝縮したような楽曲で素晴らしいです。
ら〜しょん 2009年6月14日(日)18時24分
『HEAVEN AND HELL』はHR/HM史に残る名盤であり、LOUD PARK 08で見た彼らのライブも大いに楽しませて貰ったが、
とは言え、トニー・アイオミとロニー・J・ディオの組み合わせには『DEHUMANIZER』という前科があるし、
BLACK SABBATHったら『HEADLESS CROSS』が最高傑作でしょ?という厄介なトニー・マーティン支持者的には、本作に寄せる
期待はそう高いモノではなかったのだが、実際に聴いてみるとこれが結構・・・と言うか、かなり良い出来で驚いた。
“HEAVEN AND HELL"や“DIE YOUNG"級の名曲は収録されておらず、一聴地味な印象を受ける作風は
やはり『DEHUMANIZER』を彷彿とさせるのだが、ロニーの歌声の色艶、トニーのGの表現力、そして何より
暗黒のオーラを纏った楽曲自体が放つ「凄み」「格調」「荘厳さ」は『DEHUMANIZER』を遥かに凌駕。
(唯一、地を這うヘヴィネスを宿したリズム隊の迫力に関しては、あの頃から不変だが)
中でも、重厚且つ威厳たっぷりな①、ロニー入魂の歌唱に震える③、軽快なタイトルとは裏腹にトニーのGが渋く
咽び泣く⑤、そして厳粛にして劇的な⑩といった楽曲は、ディオ期のみならず、オジー期、トニー・マーティン期、
その他全てのBLACK SABBATHファンをも魅了する圧倒的完成度の高さを誇る。
正直、この組み合わせでここまでハイクオリティな作品を作り出せるとは思っていなかった。いや、畏れ入りました。
とにかくアイオミのプレイが素晴らしい。歌メロは正直たいした事ない曲もあるのだが、アイオミのリフにひっぱられ最後まで聴ける。名盤、傑作とまでは言わないが、このメンバーで作った意味は見出せるし、彼らの年齢を考えればこんな作品を作ってくれた事に感謝したくなる。 オジーとアイオミはまた裁判沙汰になってるとか・・・ オリジナルサバス再結成の時には、また友達に戻れて嬉しいなんて言ってたのに。オジーはもう大金持ちなんだからもっと大目に見ればいいのに。それともシャロンの差し金か?
ロニーの遺作はドゥームの最高傑作だった…
TONY IOMMI・GEEZER BUTLER・RONNIE JAMES DIO・VINNY APPICE、この4人が「HEAVEN & HELL」という名のもとに再び集まり、作りだされたアルバム。
このメンバーでの実質的な前作、『DEHUMANIZER』を振り返ってみると、自分の印象としては、悪くはないが少々やりすぎで違和感があった。
で、このアルバム。確かにヘヴィである。だが、それは伝統的なヘヴィネスであり、メロディもしっかりとあるし、様式美的な要素も少なからず感じた。
音の方向性としては、『MOB RULES』と『DEHUMANIZER』の中間といったところだろうか。
そして、肝心の内容である。一言で言ってしまうなら、素晴らしい…。すごくいいわぁ…。こんなところであろうか。
これでもかとばかりに叩きつけられるヘヴィグルーヴ、これが曲を支配しており、ただ身を任せているだけでとにかく気持ちがいいのだ。
アルバム全体のバランスも非常に良く、1曲たりとも飛ばそうなんて気は微塵も起こらない。ただただ感服である。
様式美を心から愛する自分であるが、『HEAVEN AND HELL』を含むロニーサバス3作と比べても、このアルバムが1番だと思う。
特に、①"Atom And Evil"と③"Bible Black"は、後世に語り継ぐべき名曲であろう。
これだけのアルバムを作り上げてくれた彼らに感謝するとともに、ロニーの死をひとつのきっかけとして、だいぶ遅れて手にすることになってしまった自分を後悔もしている。
迷わず買うべきだった。なんてったって、こんな夢のような再結成なわけだし。
…ま、そんな自分の事情はどうでもいいとして、とにかく、これは素晴らしいアルバムだと、そう心から思う。
だから、少しでも興味がある人は、是非とも買って、そして聴いてほしい。