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REVELATIONS OF THE BLACK FLAME / 1349
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2009年発表の4th。
初回盤は6曲入りライブ盤「Works of fire, Forces of Hell」が付いてます。

このサイトを始め、色々な所で問題作とされているようですが、確かにそれも頷けるほどの
方向転換がなされてますね…。今までの1349の特徴である「Frostの爆走ドラム」や、
「悪霊じみたトレモロリフ」などは、あるといえばある、という程度で、今回はスローで
ドゥーミーな展開やダークアンビエント的な音、オールドスクールな疾走などを取り入れ、
剰えプログレバンドのカヴァーまで演るなど、音作りは1349そのものながら、曲だけ
聴いたらほぼ別のバンドのアルバムに聞こえるんじゃないか…という仕上がりになってます。

個人的にはその事自体はなんの問題もないんですが…今までの1349の作品って、ファスト
ブラックというカテゴリーの中では「そのジャンルの顔足り得るくらい無敵な感じ」があった
と思うんですが、この作品にはドゥーミー、ダークアンビエント寄り、オールドスクールな
ブラックというカテゴリの中で、それほどのクオリティがあるとは思えず、相対的に魅力が
下がったように感じられてしまうのが一番の問題。結果、いつもの作風から離れた曲を集めた
アウトテイク集的ミニアルバムのように感じられてしまうんですよね…。

早い話、ファストブラックで最高のものを聞かせてくれるバンドが、他の路線でまあまあな
ものを作ってることが腑に落ちないから、問題作とされてるんだと思います。
CELTIC FROSTのメンバーが関わっていることもあってこういう疫病的な作風になったのかも
しれませんが、それだったらCxFxの「Monotheist」のがもっとビョーキじみてると思うし。

ちなみにライブ盤「Works〜」は最高。
ファストブラック最強バンド最有力候補としての1349の魅力のたっぷり詰まった
ライブ盤に仕上がってます。音質もほぼスタジオ盤準拠で、ヴォーカルもしっかり前に出てて
めっちゃ迫力あります。今までの路線に惚れてた人はこれ目当てで買っても損はないかと。
本編は、1349の生々しさと音のよさのバランスが絶妙な音作りが好きで、ファスト路線
以外も聴いてみたいと思っている人や、1349自体が大好きな方にはお勧めです。
Usher-to-the-ETHER 2009年6月7日(日)8時26分

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