CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
TRANSYLVANIAN HUNGER / DARKTHRONE
名盤3部作の最終章にあたる4th。
この作品にてこの3部作も幕を閉じる訳ですが中身のかっこよさもさることながら、ジャケがむちゃくちゃかっこいい!(今作は絵ですが。)
その中身も3部作中最も分かりやすく、最近のメロデスに通ずる聴きやすさも兼ね備えているので(って言っても音質は汚く薄っぺらいので慣れが必要ですが)もっと大衆に広まってもやっていけるような内容。
似たような、というか全曲同じに聴こえますが、俗に言う「DARKTHRONE節」とはこのアルバムから生まれた言葉だと確信しております。
しかしこの荒涼感とチープさ、単調さは病み付きになります。
BLACK METAL界、最もCOOLなアルバム・ジャケット。
凄い、素晴らしい。黒金属的聖典。
音質、楽曲ともにプリミティヴ・ブラックとしては理想そのものです。
全曲しっかり疾走。特に1曲目は名曲。『Transylvanian hunger cold cold...』というヴォーカルからしてかっこいいです。
ロージーさんの言うとおり荒涼感、劣悪音質、単調さは病みつきモノ。
DARKTHRONE(っていうかプリミティブ・ブラック)は音質が悪いと言われていたので、
今まで敬遠していたんですが思い切って手を出してみて本当に良かったアルバムでした。
自分が買ったのはリマスター再発盤のようなのでもしかしたら皆さんが聴いているものとは
多少音質に差があるのかもしれないですが、全然聴けるレベル、というよりむしろこの音質が
かっこいい、と思わされてしまいました。
紙ヤスリみたいなザラザラで薄い感じのギターノイズから聴こえてくる細やかなメロディが
凄く綺麗で、邪悪でかっこいいです。
かなりお気に入りの冥盤です。三部作の中でも一番好きです。
チープな音質なんですがかなりカッコイイです。中毒性たっぷり。(笑)
タイトルトラックでもある1曲目は、ブラックメタル界に名を残す超名曲です。
この曲が今のあらゆるプリミティブブラックのバンドにどんなに影響を与えたことでしょう…。
他にも3曲目や8曲目凄く良いです。
3rdは正直、率直に感心しなかったクチだが、この4枚目は逆に大好きな一枚だ。ギターのコードとトレモロを丁寧に織り込んでいくことによって、荒涼としたメロディを編み出していく手法は、この後数多くのバンドに多大な影響を与えたと思う。録音状態は前作以上に凄まじいが、ここまで来ると手抜きよりもむしろ仕込みが必要になっただろうし、表現手法の一つとして十分認められる。
相変わらず単調な曲を淡々と進めていく構成だが、このアルバムには、どの曲にも独特の美しさがある。ブラックメタルとしてのDARKTHRONEは、このアルバムが最高傑作かな。これくらい曲を練りこむなら、ローファイでもなんでも許せるんだけど…。
惹かれた。
このアルバムにはその一言。
三部作の中ではこれが一番でしょう
ただ、これに限らず途中でプツンと音が途切れるのは止めてほしい
まあ、ブラックメタルらしくていいと思わなくもないけど
プリミティブブラックの超名盤。
単調に疾走する曲が多いですね。はまればはまります。
Deathspell Omegaと共に真のブラックが聴きたくて買った1枚。D Oには凄まじい衝撃を食らいましたがこのアルバムもまた別の衝撃を食らいました。
音質が悪い悪いと聞いていたがこれほどとは・・・。初め聴いたときはイントロなげーなー、え!?曲終わっちゃった!ってなりましたよ。笑 再発盤買ったのに。初盤はもっと音質悪いんですか??苦笑
ところがどうしてコレがハマッっちゃうんだ。単調なリフに単調なリズムがじわじわと聞き手の精神を蝕み侵していく。Voもブラックな声でたまりません。
これは・・ホントにダメな人にはなんでこんなのがいいの?って言うでしょう。でも好きなんです。この音が。
2rdを聴いた時は、いいんだけどもなんか違う・・・と思った無礼者ですが、
コレこそ、本当にtrueblackmetalだとおもう。
ジャケもカッコイイ!
ダーク・スローンの作品を聴いたのはこの作品が初めてでしたが、かなり気に入ました。
今作での彼等の曲はブラック・メタルの基本中の基本といった感じで、ひたすらトリル・ピッキングで刻みまくるギターにスタスタのドラム、地を這う様ながなり声と正にプリミティブ・ブラック・メタルな内容に仕上がっています。
私もリマスターの再発盤を買いましたが、やはり音が悪いですね。
この楽曲、音質、ジャケットはブラック・メタル史に永遠に受け継がれる事でしょう。
プリミティブ・ブラック・メタルのお手本の様な作品。
ひたすらトリルピッキングで展開されるギターにスタスタなドラムとがなりヴォーカルで聴き手を震わせる真性プリミティブ・ブラック。
ジャケもかなりいかしています。
曲も単調だし、別に大した事をやっている訳ではないのに
聴いている内にどんどん飲み込まれてしまう。
この音は麻薬と同じです。
曲が流れ・・このCDの世界に引き込まれましたね。
プリミティブの名盤。ジャケが好きです。
是非真夜中〜早朝の暗闇あたりに聴きたい作品
なぜか、このチープさと単調なリフが病みつきになってしまうんですよ。
ブラックメタルが大好きな自分って・・・・幸せだと思います。
私がブラックメタルに傾倒するようになったきっかけの作品です。邪悪ですが聞きやすいのでここからブラックに入るのはアリです。
リフもチープで曲も単純なのにどうしてこんなにひきこむんだろうなーといった感じで
こうゆうのが芸術なのだなあと思います。
彼らのアルバムではキャッチーな部類であろうが
ブラックメタル概念(カウントの協力もありだが。。)
とメロディーとの融合が上手い具合なされた素晴らしい
作品です。当然ブラックメタルファンは必聴です。
鋼鉄ジーグ 2007年1月21日(日)21時51分
この94年発の4thは、前作までの「荒々しい憎悪の突進メタル」ではなくて、「ブラスト・ビートを利用した別の何か」という感じでしょうか。楽曲の構成は前作よりさらに起伏がなくなってますが、代わってギターリフの響きと展開に色気が出ています。
その効果は絶大で、絶望的なほど淡々と綴られる寒々しく荒涼とした情景群は厳粛ですらあり、最早これは奥義の発現といって差し支えないでしょう。
ただ音質が「歪み」というより「こもり」といえる感じになりリフも聴き続け易くなっているので、かなり邪悪さが減じたこのアルバムはもう衝動/やけくそメタルではないです。
そこに一抹の寂しさを覚えると、3rdなども楽しく聴けると思います。おそらく。
90年代前半、教会放火や殺人などでノルウェー中を震撼させた悪魔崇拝集団インナーサークル。メタル音楽の中では最も邪道と言われているブラックメタルはインナーサークルと深く関わっているジャンルなので、この世で最も危険な音楽ジャンルとも言われている。今回紹介するDARK THRONEもノルウェーの名ブラックメタルバンドの一つだ!そのDARK THRONEの最高傑作といわれブラックメタルの名盤でもあるのが、94年に発表された本作の「TRANSYLVANIAN HUNGER」である。
初期のDARK THRONEのサウンドスタイルはディムボガーなどと言ったメジャー系ブラックメタルサウンドとは異なり、アンダーグラウンド色が強く音質の悪さが印象的なプリミティヴなブラックメタルサウンドを作り出しているが、このサウンドこそ本来のブラックメタルサウンドそのものだ!本作もそういったサウンドスタイルではあるが、その音質の悪いサウンドにメロディが追加されたようなサウンドにサウンドに厚みを増したような印象を受け、プリミティヴなブラックメタルアルバムの中では最も聴き易いアルバムとも言われ言われているが、いざ聴いてみるとその答えが判るような気がする。プリミティヴなブラックメタルは音質が悪くて聴きづらいといわれているが、思ったよりかは聴き易く聴き応えもかなりあるが、矢張り音質の悪いという事は変わりはない。一通り聴いてみると音質の悪さよりベース音の強さが目立ったような印象を受けたが、とにかくサウンドプロダクションが目茶苦茶な印象を受けたようだ。まぁ自分は本作をはじめて聴いた時は、メジャーなブラックメタルバンドのアルバムなどを聴いていたので、かなりの聴き応えを感じたが、ブラックメタルの入門者にはお勧めできないのは確かだが、真のブラックメタルが聴きたい者はまず本作を聴くことをお勧めする。
今回の評価73P(音質がよければ85Pぐらい出したかも・・・)
冥盤三部作の完結作。前作に比べ、さらに疾走感が増したと感じる。ひたすら2ビートで疾走する内容。曲の単調さにさらに拍車がかかり、さらに悪くなった劣悪な音質(まさにネクロ・サウンド)が暗黒美と不穏感を高めている。ややメロディアスになり荒涼感が表れていると自分は感じる。①が最もツボ。ってか三部作の曲の中で一番気に入った。
前作Under A Funeral Moonと共にプリミティブブラックを確立した歴史的名盤。
ワンパターンなトレモロリフが放つ邪悪な雰囲気は、当時の地下音楽の本気度を表しています。
中でも一曲目のTRANSYLVANIAN HUNGERは、多くのフォロワーが誕生した今でも色あせることのない名曲です。
攻撃的なリフを持つSKALD AV SATANS SOLもお勧めしたい名曲。
音質もとても良く(キレイということではありません)完成度が高く仕上がっています。
これが受け付けられない様ならば、元来Blackは性に合っていなかったと結論付けていいでしょう。
PANTERAのフィル・アンセルモがこのアルバムのジャケットのTシャツを着ていたのを雑誌か何かで見たことがあったため、気になるアルバムだったんですが、DARKTHRONE三部作の最後を飾るだけあって魅力ある作品であると思いました。
プリミティブ・ブラックの魅力とはこういうものだ!というような。
とてつもなく速いブラストビート等を駆使したりせず、ここまでブラックメタルらしい(デスメタルとは明らかに違う)サウンドを作り出すというのは凄いなあと思いました。
ピュア・ブラックの特徴たるざらついた音質が、最高の形で活かされています。「音質の悪さから邪悪性が漂う」という表現は、この頃のDarkthroneの音楽性に相応しい。ここまでざらついているとむしろ美しさすら覚えます。
とはいえ、私が持ってるのは再発盤なので、多少は音質改善されているんでしょうが。
リズムにもトレモロリフにもこれといって起伏はないけど、それが「ワンパターンでつまらない」というマイナス評価よりも「この単調さ故に惹きこまれる」というプラス評価に繋がるのが凄いところ。サウンドに織り込まれた美しさと冷やかさ故でしょうか。裏ジャケの「Ture Norwegian Black Metal」の文句はこれ以上ないくらいの真実です。
聴き手を選ぶ音には違いない。しかも選ばれたら選ばれたで底なし沼式にハマる。
「超邪悪なのにキャッチーなメロディー」を確立した名盤。
『A Blaze〜』の方が好きだけど。
今回の評価85P(音質がよければ73Pぐらい出したかも・・・)