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TOKYO JUKEBOX / MARTY FRIEDMAN
某番組でしきりにJ-POPや演歌を取り上げては「これはメタルだよー」と言っていたマーティ先生でしたが、そんなマーティ先生によるJ-POP/演歌のカバーアルバムです。
「爪爪爪」はオリジナルよりマーティさんのバージョンの方が私は好きですね。「駅」は出だしを聞いた時は「え?これがあの曲??」と思ったのですが、聞き進めていくと素敵な哀愁のハードロック・ギター・インストゥルメンタルになっていて気に入りました。
全曲ゴリゴリのメタルという訳ではないですが、全編素敵なギターアルバムです。
まーしゃる 2009年6月25日(木)22時40分
①爪爪爪 / マキシマムザホルモン
②GIFT / Mr.Children
③天城越え / 石川さゆり
④Story / AI
⑤ポリリズム / Perfume
⑥帰りたくなったよ / いきものがかり
⑦TSUNAMI / サザンオールスターズ
⑧雪の華 / 中島美嘉
⑨駅 / 竹内まりや
⑩世界に一つだけの花 / SMAP
⑪ロマンスの神様 / 広瀬香美
⑫明日への讃歌 / alan
全編インストアレンジのカヴァーアルバム。
自分はJ-POPには疎いので半分くらいは全く知らない曲(他もサビくらいしか知らない)なんですが、それでも全然楽しめます。
いや、むしろ、知らない方が楽しめるかも。インストなのに歌詞が頭に浮かぶと逆に聴きづらいです、個人的には。
マーティなりの様々なアレンジを加えてて、全く退屈させられません。
へヴィなリフを加えたり、いきなりメロウになったり、ギターハーモニーに気を使ったり、バッキングパターンを大きく変化させたりと工夫してます。
基本的にはオリジナルに忠実な面が多いですが、その中でも「味」を所々にまぶしています。
もうちょっとオリジナルメロディを崩して弾いてもよかったかなとも思いますけどね。
ハードに弾きまくる①、ロックになってるがマーティの演歌の心が伝わってくる③、アレンジがお見事な⑦、哀愁疾走な⑧、このアルバム唯一のアコギメインでピアノやソプラノサックスとの絡みも美しい⑪が特に好きです。
メタリックな曲からポップな曲、アコースティックな曲と幅広くそろえてます。
音質もいいし、何気にドラムのプレイもツボを突いてます。
じっくりと聴き込めて、そして楽しいアルバムですよ。
カヴァーではあれどマーティ節がたっぷりと味わえますから、マーティが好きな人には文句なしにおススメです。
実はそれほど期待してなかったんですが、今では自分にとってかなりお気に入りの1枚になってます。
これは良いですよ。アレンジ次第でこんなに変わるんですね。マーティのアレンジ力とギターテクに脱帽です。
是非、続編を作って欲しいと思います。
