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LIFE CYCLE / SIEGES EVEN
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81年に西ドイツにて誕生した4人組が、SPV/STEAMHAMMER RECORDSから'88年に発表したデビュー作で、
嘗てはNY出身のスラッシャー、NAPALMの1st『CRUEL TRANQUILITY』とのスプリット仕様で
国内盤もリリースされていた作品。(尺合わせのために2曲ほどカットされてたけど)
生き急ぐかの如く作品毎に音楽性を拡散させていった彼らだが、この頃は、高度な演奏技術を活かした複雑極まりない
曲展開に、素っ頓狂なハイトーンVoが絡むテクニカルなスラッシュ・メタルを演っていて、バンド側は自身の音楽性を
「テクノ・スラッシュ」と呼称していたらしいが、別にKeyやサンプリングが使われているわけでもないのに、なしてテクノ?
BLIND GUARDIANやRHAPSODYなど、引く手数多な腕利きミュージシャン、アレクサンダー(Ds)とオリバー(B)の
ホルツワース兄弟がバンド・サウンドの中心を固めているだけあって、終始、緊張感に貫かれた本編の流れには
素直に「凄い」と唸らされるモノがあるが、この手のバンドの常として楽曲にキャッチーさが欠けるため
(特にVoの歌メロにフックが乏しい)、聴いているとだんだんダレて来てしまうのが勿体ない。
とは言え、Gが紡ぎ出す如何にもドイツのバンドらしい湿り気を帯びたメロディに、スラッシーな疾走感、
そしてプログレHM的な劇的な曲展開が組み合わさった③“APOCALYPTIC DISPOSITION"のような
優れた楽曲も収録されているので、WATCHTOWERやATHEIST、CORONERといった
インテレクチュアル・スラッシュ・メタル・バンドがイケル口の人ならトライする価値は十分ある1枚、かな?
火薬バカ一代 2009年7月15日(水)22時5分

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