TOPページ(新形式)に戻るTOPページ(旧形式)に戻るANATAのページに戻る
CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。


(旧形式-更新停止)
THE CONDUCTOR'S DEPARTURE / ANATA
このCDをamazonで探すstyle=border:none

2006年発表の4th。

ジャンルとしてはプログレデス、もしくはテクニカルデスになると思いますが…OPETHや
PERSEFONE、SAROS辺りの叙情性、構築美を重視したバンドとは全く異なるアプローチで、
デス本来の不気味さや禍々しさを、プログレ要素を持ち込んだり演奏をテクニカルにしたり
することで、更に助長する路線を選んでますね。

このバンドの音楽性の最大の特徴は、やはり左右のチャンネルで絡み合う不気味な
ギターでしょう。時にリフに合わせて刻んだり、時にベースに瘴気の演出を振ったり
しながらも、ほぼ全編に渡って禍々しく不条理なメロディを奏で続けていて、知的ながら
壊れている印象。もしも「魔界の音階」なるものがあったとしたら、こういうメロディに
なるのかもしれません。

このギターがインパクト大で、決してキャッチーな作風とは言えないまでも、メタラーの
ようなギターに重きを置いて音楽を聴くリスナーには確実に衝撃を与えることの出来る作品に
仕上がっていると思います。テクニカルでパートによってはかなりブルータルなリズム、
典型的なデスメタルの咆哮スタイルで猟奇性充分のヴォーカルなど、デス本来の暴虐的な
部分もしっかり残っているのも嬉しい所ですね。

3曲目など超名曲レベルだと思う曲もあるし、クオリティも充分すぎるくらい高いので、
プログレデス・テクニカルデス好きは買いでしょう。バンド名も取っ付きやすいですし(笑)。
Usher-to-the-ETHER 2009年7月18日(土)21時51分

半音と全音の使い方が秀逸らしい4th。
確かに、この音の使い方はちょっと他のバンドでは見かけませんね。
3rdがかなり音楽性が多様なアルバムですが、その中のUnder The Debrisがこのアルバムの
雰囲気に近いと思います。もしかして実験曲だったのかも。

ただちょっと難点なのがミックスです。ギターの音抜けが悪くてドラムが多少芯を外している印象があります。
環境によって迫力がだいぶ変わってくると思いますが、僕の環境では3rdに迫力を感じてもこの4thでは落ちている感じがしました。
それでも好きな部分も多いアルバムですけどね。
golmont 2010年4月6日(火)8時40分

意見を書きこむ

意見内容

新規 修正(名前登録済の方のみ可能)
ボタンは一度だけ押してちょっと待ってね!