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2009年発表の1st。

DISK UNIONにて掘り出し物として紹介されてて、興味を持って調べてみたら、
サンフランシスコ出身のプログレデスメタルバンドで、WEAKLINGのメンバーが在籍し、
更に所属レーベルがKRALLICEやCOBALTを輩出したProfound Loreという事が判明。
そりゃ財布の紐も緩みますよね(笑)。

一口にプログレデスと言っても、構築美こそ共通しているものの、OPETHのような昔の
プログレを思わせる音使いは少なく、代わりにアコギやアルペジオ、女性ヴォーカル等による
抽象的・叙情的なメロディで聴かせるスタイルの作風になってますね。
近年のENSLAVEを髣髴とさせる、それを舵に見立てて海を往くようなリフ捌きも時折見せますが…
ENSLAVED並にかっこいいと思うパートもあれば、大味でダレを感じる部分も多少あるかも。

最初聴いた時は、幽玄さを醸し出す女性ヴォーカルはゲストが演っているか、もしくは専任の
ヴォーカリストがいるんだと思ってましたが…実はあの噛み付いて引き千切るような
デスヴォイスと同じ人が演ってたんですね。普通に男性のブラック声に聴こえる、獰猛極まりない声。
ヴァイキングでいうと、呪術を司る巫女でありながら、同時に戦場を駆け巡る戦士でもある、
みたいな感じでしょうか。ギターも担当してるし、この人が中心人物なのかな?

黒い雲の低く垂れ込める空の下、海を往くヴァイキングといった情景が浮かぶプログレ・デス。
まだ展開面・フレーズ面などで練って欲しい箇所はありますが、1stにしてオリジナルな
ヴィジョンが見えていると思わせる作品。
OPETHやENSLAVEDが好きな方、PFLリリースに興味を持っている方にお勧め。
Usher-to-the-ETHER 2009年7月24日(金)19時29分

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