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MAIASTRU SFETNIC / NEGURA BUNGET
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2000年発表の2nd。

2008年にLupus Loungeより再発されたものが、結構プッシュされてたみたいですが…
確かにこれは凄いです。一応プログレッシブ・ブラックに分類されるようですが、
プログレというか狂気の沙汰としか言えないような音楽性ですよ、これ…。
魔性・神秘性などにおいてLUNAR AURORAとタメを張れる存在ではないでしょうか。

このバンド、例えばトレモロリフ一つ取っても、「メロディを前に出してフォークメタル的な
叙情味を与える」「枯れたように加工し不気味さを与える」「キーボードの中で蠢くような
音色で恐怖感・幽玄さを与える」など多彩に使われていて、リフやキー、リズムの
バリエーションが豊富なんですよね。しかもその多彩さが、ただひたすら幽玄で神秘的な、
魔性の世界を描く方向に作用している感じ。

基本的な音からしてブラックらしいムード重視のノイジーな音質に、厚みのあるキーボードが
影を落とすような奥行きのあるものだし、ブラスト入れるにしても疾走感ではなく崩壊感を
演出してる感じだしで、前述の要素とも相まってかなり個性的な作品に仕上がってます。
バンド名はルーマニア語で「暗く霧に覆われた森」らしいですが、確かにLUNAR AURORAの
神秘性と初期ULVERの森に迷い込んだような幻想性を足したような印象があります。
ただし、このバンドの描く森は、ULVERのそれよりも数段悪意に満ちている感じがします。
Usher-to-the-ETHER 2009年7月26日(日)9時7分

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