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BIGHORN / BIGHORN
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90年代末期のCD化大国日本において、ソニーから再発された数多くの「隠れた名盤」の中でも、ARCANGELや
TRILLIONと並んで特に愛聴させて貰ったのが、カナダはバンクーバー出身の5人組メロディアスHRバンドが
唯一残した、'78年発表のこのセルフ・タイトルのデビュー・アルバム。
いきなりQUEENばりに美しいボーカル・ハーモニーで幕が開く名曲①によく表れている通り、キャッチーで繊細な
泣きメロ、透明感を湛えた華麗なボーカル・ハーモニー、そして優美にして流麗なピアノとKeyがタップリと
フィーチュアされたサウンドは、良い意味で典型的なアメリカン・プログレ・ハード路線で、その内容と来た日にゃ、
同時期のSTYXやBOSTONにも匹敵するクオリティの高さ。(もっとポップ寄りだけど)
凝ったアレンジと曲展開を備えた楽曲は、堪らなくドラマティックな一方、そのいずれもがランニング・タイムは
4分台以下とコンパクトにまとめられており、大仰さやクサみを感じさせる場面は殆どない。
取り分け、前述のOPナンバー①、哀切なるピアノとストリングスの調べが聴く者から涙を搾り取るバラード④、
高揚を誘う溌剌とした曲調と、仄かに漂う哀愁のコントラストが絶品な名曲⑦(歌詞が素晴しいったら!)といった、
都会的な洗練と、親しみ易い叙情メロディ、それにロックンロールに根差したノリの良さが絶妙に同居した
楽曲の数々を聴くにつけ、「ああ、カナダのバンドだなぁ」と心底惚れ惚れさせられますね。
現在でも本作が入手可能かどうかは知らないが、取り合えず、見かけたら即ゲットをお薦めする名盤。
火薬バカ一代 2009年8月16日(日)19時56分

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