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金剛九尾 / 陰陽座
第一印象は臥龍點睛に近い感じで聞きやすい。
メロディもかなりいい!
シングルの配置もよく全体がだれない。
しかし最後曲だけはイタイ。残念!
そんな中、今回の忍法帖にはRIOTのあの名曲のリフが !(イントロだけね)
当然疾走してます!
金剛九尾を聞き込んでの印象は、“凄い"と“らしさ"のバランスが高いレベルで
取れていることに尽きる。
オープニング『獏』とエンディング『喰らいあう』の意外性は、結成10年目にして
なおリスナーを飽きさせまいとする瞬火さんの心意気を感じるし、初期の忍法帖
シリーズにも匹敵する『孔雀忍法帖』の迫力は、この先10年も変わらないという
熱いメッセージだ。
ただし、前作「魑魅魍魎」あたりから感じていたギターソロのネタ切れ感は本作でも
払拭しきれておらず、次作に向けての不安材料ではあるが、逆に何気ないフレーズに
巧さを感じさせるのは、さすがのひと言。
10周年の節目に「陰陽座の基本理念の真骨頂を魂で感じていただける会心のアルバム」
と銘打たれて発表された渾身のアルバムであり、陰陽座ファンにとっても、今後の10年も共に歩むことを決意させてくれるアルバムだと言える。
まだ聴き込んではいないけど、ここまでの印象は「随分分かり易く且つカッコ良くしてきたな」って感じですかね。
敢えて言うなら「これまでのアルバムでストレートにカッコ良いナンバーベスト集」的な印象。
妖怪らしさに関しては魔王戴天よりも更に薄くなってますね。
でも決して悪い感じは無いんですよね〜。
聴き易いと言っても、一曲一曲は割とギュッと魅力が濃縮して詰まってる感じもありますし。
「夢幻泡影」辺りが大好きな自分としては「輪入道」みたいなとんでもない大傑作を期待するんだけど、そういうのが無くてもこのアルバムは割と説得力を感じさせます。
それにしても黒猫は本当に歌が上手くなってる!
歌謡ハードポップとでも呼ぶべきか。
初期の彼らの音がロニー時代のRAINBOWであるならば、本作はジョー時代のRAINBOW。
本質的には変わらないが、楽曲の魅せ方にそれほどの違いを感じました。
1曲1曲の質はすこぶる高く、あくまでも「歌メロ」を際立たせるための楽曲作りが非常に丁寧に成されています。
「相剋」、「蒼き独眼」といったお約束的なキラーチューンをはじめ、「十六夜の雨」や「小袖の手」といった非常にわかりやすいメロディの曲が目白押し。
ゲイリー・ムーアかよ!とツッコミたくなるブルーズロックの「挽歌」も秀逸な出来栄え。
ある意味彼らの集大成的な色も持ち合わせていますが、決して「魔王戴天」のようなアルバムトータルとしての完成度というか統一感はありません。メタルの要素も少し薄れています。優れた歌謡ハードポップチューンの集合体という感じでしょうか。
陰陽座入門編としても最適な一枚では?
メロディーは美しいし、黒猫嬢の歌声はやはり美しいですが、ヴォーカルが彼女でないとしたらこの内容では買いません。なんだかメタルから遠ざかってきたような感じ。過去の作品にあった聴いていて体が動きたくなったり、頭振りたくなったりといったような熱さが感じられないです。非常に聴き易い音になってきていて、方向性が以前と変わっているように思います。しかし、自分は黒猫嬢の歌声に惚れ込んでいるので、こういった内容でもまた新作が出たら買うんだと思います。
音楽には関係ないですが、ジャケットは最高ですね。黒猫嬢は御美しい・・・
マンドレ時代のアルバムより、あっさりしている。モノタリン!!
2009年発表の9th。
前作を聴いた時、「いい加減バラード→お祭り曲でラストの構成は崩して欲しい」
「黒猫さんががなり気味に歌う疾走曲がほしい」と思ったんですが…まずその二つが
早くも叶ったのが、いち身勝手なファンとしては非常に嬉しいです(笑)。
しかもブルーズ色の強い「挽歌」やラストをスラッシーな曲で締める組曲「九尾」など、
新機軸を導入しているのも良いですね。正直前作ではなんかネタ切れ感があったんですが…
瞬火さん、ハングリー精神バリバリじゃないですか(笑)。
今作、歌メロが「クサさは抑え目だけど、すんなり耳に入ってくる」ものが多いと思う。
「臥龍點睛」辺りからこうした傾向が現れてきてると思いますが、今作に至ってその手の
曲をクサい疾走曲以上の聴き応えで聴かせる事が出来るようになったんじゃないかと思います。
特に「十六夜の雨」の何ともいえない、切ない雰囲気なんかは歌詞と凄くマッチしてる。
あからさまな和な歌メロを使わなくなった分、第一印象でのインパクトこそ薄れてますが、
今作はそれにも勝る聴き応えがあるので問題無いと思う。偉そうな事を言わせてもらえば、
「臥龍點睛」以降の陰陽座の音楽性の、完成形と言えるアルバムなのではないでしょうか。
ただし、「鬼哭転生」の「陰陽師」のような、陰陽座の表題曲となるような楽曲がないのは
結構不満かも。全体的に高いレベルで安定しすぎていて、ソツがなさすぎな感じ。二枚の
パイロットシングルも「表題曲」というには多少小粒だし。願わくば、次のアルバムでは
「陰陽座といえばこの曲!!」というような曲を入れて欲しい。そしてその「名刺代わりの曲」を
新アルバムの発売の度に更新出来るようなバンドになって欲しい。それだけが私の望みです…なんて(笑)。
J-ROCK化
個人的に燃えなくなった
聴きやすいので
国民的BANDになるかもね
いいかげん買うのをやめようか
と迷うところです
いいと評価する人が多いのも理解できます。
いろいろ悔しいので書きます。
どうやら初期から聞いている人にはあまり受けがよくないらしいですね9th。
(もちろん一部の方)
変化が気に食わないのか。陰陽座が変幻自在の妖怪へヴィメタルであるというのに。
「ずっと、売れないインディーズバンドでも追いかけてろ」って感じです。
9thは自分にとって一生忘れられないアルバムになりそう気がします。
去年初めて陰陽座というバンドを知ったが、その衝撃は凄じかった。
毎日毎日聞き込んでしまう。何度も何度も聞いている。しかし飽きが来ない。
なぜかと問うと、それは似た様な曲がほとんどないからだろう。
さらに楽曲一つ一つ個性が立っている。聞くたびに発見がある。驚きがある。深みが増す。
今の世の中こんなに楽しいことはなかなかないのではないかと思う。
ただ聞くだけで夢幻幽玄な世界を追体験することができる。その体験は小説で
感じるような追体験の記憶、果ては実体験にも匹敵するリアリティがある。
その世界観がアルバムごとに大きく異なってくる。とても抜け出せない。
自分は陰陽座歴1年のペーペーという言葉すら生ぬるいド素人ですが、毎日ズップリ
陰陽座の世界に漬かり込んでいます。いつか初期から聞いている人のように飽きる時
が来るかと思うと悲しい気持ちになってしまいます。
正直今はそんな可能性全くないです。過去の方々の分も楽しませてもらいます。
今飽きてしまっている人もいつかはまた陰陽座に戻ってくる予感がするな。
さて今回のアルバムの肝はやはり「獏」にあると思います。この曲がアルバム全体を
包み込んでいる感じがします。このアルバムを通して聞いてると感じるキラキラ感は、
これが原因ではないかと勝手に考察しています。さらに歌詞だけではなく、過去の作品
をも光輝かせてしまうといった魔力がこの曲にはあると思います。
試しに過去のアルバムを聴いてみてください。印象が変化しますよ。
「十六夜の雨」はカッコいい曲なのに、なぜか聞くたびにその切なさにグッと来る。
こんな曲作れるのが陰陽座最大の魅力の一つではないかと思う。
そして組曲「九尾」はさすがに一筋縄ではいかない。まだまだ聞き込みが足りないな。
最後に「喰らいあう」はぶっ飛んでるぜ!!って感じですっごく楽しい。
こういう曲で締める姿勢は本当に尊敬できる。
9thは前作以上に聞き込みがいがあるように感じます。これからどのように楽曲の
印象が変わっていくのか非常に楽しみです。
最後に瞬火さんの言葉(「鬼斬忍法帖」中にて)
「陰陽座は陰陽座だ!文句あっかー!!」
やはりこれが原点なんだなー、と今回のアルバムを聞いて感じます。
「魑魅魍魎」は未だに駄作だと思うが本作は結構いけるよ。
アルバムの印象でいうと「臥龍點睛」に近いものを感じる。スルメ曲揃いの良作。
1曲目聞いたときは鳥肌が立ちましたよ。
2曲目、5曲目もキラーだと思うし、既に売っている方々の気持ちが分りません。
スローな曲もあるし、傑作までは行かないけれど
他のアルバムと比べても全く劣らない。
是非オススメしたい!!
「黒猫」という最強の武器を持つこのバンドは、今や(想定の範囲内において)どんな曲をやってももはや陰陽座にしか聴こえなくなるほどのレベルまで来ている。
このアルバムを引っさげてのライブに行ってきたが、新旧織り交ぜた構成の中で、新曲の存在感もなかなかなものでしたよ。このアルバム最後の曲も、ライブでは本当にかっこいい。
今作も「次も楽しみ」と思わせてくれる内容で、とても満足しています。
陰陽座9作目のアルバム。
全体的に明るめな印象のアルバムです。
全曲お気に入り!文句なしです!
特に『組曲「九尾」〜玉藻前』日本らしくもあり中華っぽくもある
メロディアスなリフが気に入ってます。
正直、最初のインパクトは弱かった。
しかし、オープニングでガツンといわせるような、青臭いバンドはもう卒業したということでしょうか。これはオトナのバンドの音ですよ。陰陽座は成長し、進化しているということの証しであるかのようなアルバムです。初期の頃をベストだとする向きには、このオトナのROCKが気にくわないのでしょうが、自分なら逆に10年もやっていて初期と変わらないようでは、買いません。成長してないということですから。
この先、さらにどう成長し進化してゆくのか、楽しみだと思わせる傑作です。
順当に進めてきたな、というのがトータルでの印象。
相剋慟哭は個人的には入れなくても良かった、というのも彼らの出すシングルはそれでないと聞けない曲っていうのが色々あるでしょう?それを警戒して結局シングル買ってるからねえ・・・
後ちょっと持った印象なんですが、もしかしてこのアルバム全体で歴女狙ってません?
ていうか、そういう購買層を意欲的に開拓していこうとか思ってませんかね?
なんかそんな風に感じたんですが・・・別に蒼き独眼のせいだけじゃなくてw
もうそろそろドロドロでドゥーミーでダークでヘビーなヤバーいアルバムが欲しかとです・・・全体でなくてもいいからさあ。
「九尾の狐」と「龍凰輪舞」のLive観て、ようやくコメント出来るようになりました。
陰陽座史上、『最艶』と言って過言でないアルバムだと思います。
『玉藻前』だけがエロいのではなく、全体にギターフレーズ等の艶っぽさが漂うアルバムですね。
特に『十六夜の雨』→『小袖の手』→『孔雀忍法帖』の並びはツボですよ。
賛否両論分かれそう。
J-ROCK化へ方向性がシフトしているというのは自分も感じた。
あと、ギターソロにネタ切れ感が…
賛否両論分かれそう。
J-ROCK化へ方向性がシフトしているというのは自分も感じた。
あと、ギターソロにネタ切れ感が…
解散すんのかね?
これだけ有名になってきたからにはドロドロでドゥーミーでダークでヘビーな楽曲は、もはやいらない。どんどん洗練されたカッコ良いHM/HRを展開してほしい。
その意味でこのアルバムは今までで一番良質なHMアルバムだと思う。