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BUILDING ERRORS IN THE MACINE / CYCLONE TEMPLE
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Voをブライアン・トロックからマルコ・サリナスにチェンジして'93年に発表された6曲入りEP。
跳ねるリズムやヘヴィネスが強調された、所謂「モダン・へヴィネス」影響下にある作風が、リリース当時、
スラッシャー諸氏の落胆を誘った作品で、個人的にも初めて①を聴いた時は「CYCLONE TEMPLEよ、お前もか・・・」と
溜息を吐いたクチなのだが、先日、THRASH DOMINATION 09に足を運んでスラッシュ・メタル熱が高まった勢いを駆って、
久し振りに棚から引っ張り出して本作を聴き直してみたら、これが案外悪くない。と言うか結構良いんですわ、これが。
確かにリズムからはストレートな疾走感が、曲展開からは劇的さが、そしてメロディからは憂い/泣きといった要素が
薄れてしまっているのだけど、それでも尚、スラッシュ・メタル然としたスピード感は必要にして
十分保たれているし(前述の①も後半からは疾走へと転じる)、何より、バンドのブレインである
グレッグ・フルトン(G)のメロディ・センスの冴えっぷりも、本編のそこここで確認する事ができる。
特に④は、1stアルバムに収録されていたって不思議ではない、憂いを帯びたメロディが
スピーディに疾走する名曲。(全体的にGソロが大人しめなのは残念だけどね)
当時は時流に日和った作品として、例えばBURRN!!の輸入盤レビューなんかでも酷評されていたが、
今現在このEPがリリースされたなら、恐らくは「オールドスクールなノリを受け継いだスラッシュ・メタルの好盤」
と高く評価されるじゃなかろうか?・・・などと考えてしまう1枚。1stや2nd程ではないにしろ、良く出来てます。
(まぁ2ndアルバムを既に持ってる人が購入する必要は全くない作品だけどね)
火薬バカ一代 2009年9月23日(水)2時2分

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