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BLOODY MELANCHOLY / LIFE IS PAIN
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LIFELOVERの()ことKim氏と、チェコの鬱ブラックTrist氏という鬱系好きには豪華すぎる
メンバーがタッグを組んだプロジェクトの、2006年発表のデモ。
500枚限定で、この一作をリリースしただけでプロジェクトは解散してしまったそうです。

音楽性は言うまでもなく鬱ブラック。ほぼTRISTに近い路線ですが、もう少し淡くファジーで、
抑揚が薄い感じで、曲が、単純に良い物を聴かせるというよりも、ヴォーカルの狂気を表現する
ための舞台として作られているような印象。2曲目なんかはリズムまで排してしまってますし。

そのヴォーカルですが…LIFELOVERの時とは比較にならないほど壊れてますね…。
叫んではいるんですが、もはやこれは「デスヴォイス」でも「絶叫」でもない、「嗚咽」と
言った方が正しいと思います。SILENCER以上に感情の針が振り切れていて、デス声の体を
成していない声。本当に暗闇で頭抱えて叫んでそう…。これを聴いてると、アートワークの
創傷だらけの腕とか、「精神病院で歌詞を書いた」とかが全くハッタリに思えなくなってきますね。

最近のXASTHURのように音像操作に凄く拘っている訳でもなさそうだし、I SHALT BECOMEや
MAKE A CHANGE…KILL YOURSELF辺りと比べるとメロディも薄めで、鬱ブラックとしては割と
地味目な作風だと思います…が、ヴォーカルの感情表現の上手さはこのジャンルでも
生え抜きだと思う。ただ裏返った悲鳴を上げてるだけじゃなくて、リアルに「苦悩」や
「苦痛」が伝わってくるような声なんですよね…。
Usher-to-the-ETHER 2009年10月5日(月)20時8分

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