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NATURE UNVEILED / CURRENT 93
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84年発表のデビューアルバム。

SKITLIVやSIGHなどの作品にも関わり、ブラックメタルシーンとも繋がりのある彼らですが、
確かにブラックメタルから発展した形のアンビエントやインダストリアル(VELVET CACCOONの
「Atropine」やSTALAGGHの各作品、THE AXIS OF PERDITIONの「Urfe」辺り)が好きな人なら、
モロにツボを直撃しそうな音を出しております。

聖歌をSEにフィーチャーした宗教的ムード作り、深くぬかるんだ空間を作り出すドローン、
語り(呪文の詠唱?)をデス声風に加工したり、ピッチを変えてハモらせたりなどの
アヴァンギャルドな手法などを駆使した、妖しく呪術めいた雰囲気の上手さは、84年の
作品ながら今のブラック派生型アンビエントと比較しても全く劣りません。

ぶっちゃけ1曲目は声が苦手なタイプだし、2曲目はちょっとファニー(ママママママママ…
ピンガー!!!とか言ってる)なんですが、加工や使い方が上手く、しっかりムード作りに
貢献させているのが凄い。特に2曲目、段々本当に「本当の呪文というのはこういうもの
なのでは…」とか思えてきましたもん。ただし、部分的にSTALAGGHレベルの有害さのノイズが
含まれているので、心臓の弱い方は注意かも。

…と言う訳で、基本ノイズ/アヴァンギャルドの棚に置いてあるアーティストながら、
ブラックメタル好きの感性にもビビッと来るであろう作品。
と言うか、北欧の、例えばEuronymousの店にたむろってたようなブラックメタラーの中にも、
愛聴者が多かったんじゃないでしょうか。
Usher-to-the-ETHER 2009年10月26日(月)13時6分

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