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GATHERED AROUND THE OAKEN TABLE / MITHOTYN
Swedish Viking Metalの3作目にして最終作。そして、僕は3作の中で一番気に入っています。3作とも良いメロディーを持っているんですが、本作は音圧感、スピード感、そしてメロディーの扇情力、これらが一番バランスが取れている気がします。
どの曲も迫力有るdeath声と、それに負けない分厚くもの悲しいバッキングの調和が見事。In The Crash Of Armsや、Chariots Of Powerという曲は、まさに彼らの持ち味の真骨頂と思います。最後に普通声で朗々と歌う曲がありますが、この曲こそ後にステファン氏がFALCONERでやりたいことを痛感させた曲じゃないかと思うんです。
今となっては、MITHOTYNを例えるなら、Death声のFALCONERです。FALCONERに参加した以外のメンバーも、確か激烈メロデスGroupを結成していた筈です。
あれ?これが最終作だったんですか。そうとは知らず最近購入しました。ENSLAVED意外
のヴァイキングメタルを聴いたことが無いなあ〜と思って、何か聴き比べようと思い、
店で帯を見て適当に選びました!
素晴らしい!これぞヴァイキングメタルという感じの曲で、聴き比べにとても役立ちま
した。やっぱり世の中のヴァキングのイメージはこんな感じのようですね。
さて、このアルバム、終始暑苦しく、疾走感に満ち溢れ、さらにはメロディアス!ボー
カルこそデス声で叫んでいますが、正直コレはメロスピ好きにオススメです!突進力は
ブラックメタル、しかし他はメロパワって感じです。疾走好きはぜひ!デス声が苦手で
も、ここまでメロディアスならば気にならないのではないかと思います。
ヴァイキング・メタルなるものをこれしか聴いたことがないので、他がどうなのか知りませんが、ブラックとかデスという分類よりも、「ダミ声で歌われる男臭い民謡メタル」という感じですね。
MANOWARにも通じるような漢メタルっぷりに頬が緩みます。
この豪快さ、荒っぽさと、特徴的なメロディの組み合わせには、人を昂揚させる魔力があります。
最初にFALCONERを聴いてからこちらに手を出したのですが、どちらも個性的で素晴らしい。
超ヴァイキング!
クサいともいえるメロディが堪能できる一枚。