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MAGIC / B'Z
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ついに来ましたね。アルバムは約2年ぶり・・・TVでもめっきり見なくなったのでずいぶん長く感じてしまいました。しかし、待っていたファンをきちんと裏切らない素晴らしいアルバムが来てしまいましたね。

イチブトゼンブの大ヒットで獲得したファンのために極端にポップさ全開にしたアルバムを用意してくるのでは?と思っていたら僕の読みは大外れでした。
予想以上にハードでびっくり。

ハードな曲が多くも、全体的に久々に歌謡ロック路線に回帰しているアルバム。
前作のACTIONもそうですがアレンジャーの寺地氏はセンスありますねぇ。
構成的にLOOSEやSURVIVEに近い印象です。
シングル曲も浮いていないしBURNを入れなかったのは正解じゃないかと思う(DIVEがあるし)。
あのIntroductionからの流れはライブっぽくて癖になるね。
イチブトゼンブ、MY LONELY TOWNも全然浮いていないしうまくこのアルバムにはまっているんじゃないかな。これらも相変わらず何度聴いても飽きませんね!これこそ「MAGIC」です。

試聴段階で「カッコイイ!」と最初に感じたのは3曲目の「Time Flies」。
近年の王道的なHRですが、とにかくかっこいいんですよ。「BIG MACHINE」に入っていそう。やっぱり前半にはこういう曲欠かせないよね。歌詞には非常に説得力があります。「出来ることは全部やった 無理やりそう思いたいだけ」にはグサっと来ちゃいました。さーて、これから何回繰り返して聴く事やら。

そしてバラードはいつもより少々重い曲が並んでいます。
特に「TINY DROPS」は故人に宛てた曲?なのかな。重苦しい歌詞なのに曲がしっとりしているせいか、聴きづらさは全然ない。
「最後にはそこに行くからその日までのさよなら」・・・泣けます。
ギターソロ後のサビに入る前の不穏な感じになるところが鳥肌モノ。
こりゃあもう名曲じゃないですか。

「mayday!」は過去の名曲「ホーリーナイトに口づけを」を意識した曲のようですが本当にそのとおりですね。アタマのドラムなんてほとんど同じです(笑)コーラスも肩の力が抜けていて軽快!
これもブラスでメロをなぞるのがたまらん!良いですねぇ。

一番印象的なのは「だれにも言えねぇ」。
タイトルからしてぶっ飛んでますね・・・すごい。
イントロから「すげぇ!」連発してました(笑)
サビはメロコアっぽいけど1番サビ後の速弾き、ギターソロ後一旦静かになって・・・え?もう終わり?・・・と思っている間にラストの畳み掛けるようなサビが始まるのには笑ってしまいました(笑)終始ものすごいインパクト。これは近年では珍しいと思いました。ラストのシャウトも「黒い青春」のように爆裂しまくり。
この自由奔放さは97〜99年ごろを彷彿とさせます。

ラスト2曲は歌謡ロックですね。これは松本さんの十八番かな。こういう曲、待ってましたよ。ブラスだけでもう「すげぇ」と思わず興奮してしまいました。
ブラスなどの楽器の中で暴れまわっているギター・・・懐かしい。
「夢の中で逢いましょう」は昭和歌謡を意識したのに歌詞に「ケータイ」と近代的なワードが入っていたりラストに英語でしめるところがセンスありすぎます。
「Freedom Train」は80年代洋楽ロックみたい。
途中の「みなさん?何かにつけて自由、自由って言いますけど〜」のボヤキも92〜94年あたりを思い出します。

少々古臭さがありますが全体的にメロディが非常に覚えやすいのですんなり入っていけるアルバムだと思います。
ただ、前作のACTIONが曲数が多かったせいか、少し物足りない。曲は全然悪くないし、むしろ良いんだけど、それ故にもう少し聴きたかったなぁ・・・って感じです。それくらい聴いていて楽しい。

懐かしいのに、「今」っぽいアルバム。新しさを感じるけどそれはあくまで「B'z」としての話。昔のB'zが好きな人に是非聴いてもらいたいです。

こんな言い方をすると失礼かもしれませんが、前述した「歌謡ロック」って言うと今時の流行している音楽とは逆行していますが、周りに媚び過ぎずにB'zはB'zであり続けて欲しいです。
変に新しさを求めなくても良いんじゃないかと思うようになりました。ACTIONでマンネリ打破しようとして数々の名曲が生まれましたがそれも良しですが。

この素晴らしいアルバムを聴いてそう思いました。
最高のアルバムをありがとう!
空気 2009年11月18日(水)9時6分

サウンド全体としては、「THE CIRCLE」で見せた「シンプルなハードロック、多様性はメロディとリズムで出す」というコンセプトを、
従来のB'z、特に「RISKY」〜「SURVIVE」で見せた「歌謡曲の流れを汲むJ-POPをハードロック風味にアレンジ」という「王道」と融合させた印象。
分厚いハードロック・サウンドは近年の作品と変わらないが、
特に後半の、ブラスを多用した奔放なサウンドは「RISKY」「LOOSE」などを思わせる出来である。


従って、「Brotherhood」「ELEVEN」でコテコテのハードロックを指向し、
「GREEN」「BIG MACHINE」で親しみやすいハードロックを展開し、
「THE CIRCLE」でメロディ勝負のシンプル・イズ・ベストを追求し、
「MONSTER」「ACTION」で多様性を見せたB'zの、
新たな「挑戦」を期待すると、肩透かしを食らう。


かといって、今までのサウンドと似ているかと言われればそうでもなく、
今までB'zが有していた2つの手法を止揚させた結果、独特なサウンドが結晶したのがこのアルバムである。
この微妙なバランスのせいで、俺は最初このアルバムを聴いたとき、非常に戸惑った。
「分かりやすい」のに「耳に馴染んでくれない」。
この感覚は今まで聴いたB'zでは初めて。
何周か聴いて感じることは、このアルバムは、
従来のB'zのサウンドの、「限界」を押し広げるというより「隙間」を埋めるアルバムなのではないかということ。
前者(「ACTION」)でも後者(「MAGIC」)でも、結果としてB'zサウンドの多様性を増す。


「ACTION」がいかんせん俺の嗜好と完全に合致した作品であったこともあり、正直今作は物足りない感が否めず(比較するのはナンセンスとはいえ)、
完成度・充実度という面では「BIG MACHINE」くらいではないか。

これだ!といえる名曲も見当たらない。
特にバラード曲は史上稀にみる貧相さで、「PRAY」は何の面白みもなく、
「TINY DROPS」は過去の死別ソング「Shower」「僕には君がいる」に遠く及ばない。


しかし今作の決定的な長所は、「ACTION」と違ってライブで非常に映えそうな曲ばかりだということ。
ライブ感溢れるハードナンバーが充実した今作は、間違いなくライブが盛り上がるはず。
その意味では、B'zの原点である「ライブ」を意識した作品かもしれない。
3月7日の東京ドームが楽しみ。

★★★☆☆

注目曲→「Mayday!」
こんなに「楽しげ」な曲も珍しく、ライブで盛り上がることは間違いない。
ブラスの使い方も絶妙。
3割2分5厘 2009年11月18日(水)23時15分

「LOOSE」や「SURVIVE」に似てるっていう声を耳にするけど
僕はもっと懐かしい「IN THE LIFE」や「RISKY」っぽい感じがしますね。
ブラスを多用した曲が多いですしね(後半は特に)。
ハードな曲を希望する人には不評かもしれないなぁ…。

シングルのデキがずば抜けてますね、今回。
やっとそれらしい曲をシングルで出したとも言える(笑)。
ずば抜けた曲がないのがちょっと残念ですけどトータルではいいアルバムだと思います。
13曲で45分程度と短いのでさらっと聴けるところも好みです。
レトロマスター 2009年11月20日(金)8時4分

全体はB'z・邦楽・ノリ…色んな意味で時計の針が巻き戻ったような感じ。
先にも書いておられますが、本当にB'z初期〜中期(「SURVIVE」以前)の…モノによっては「BREAK THROUGH」以前の香りがします。
「だれにも言えねぇ」なんて、デジタルアレンジをやったら、「HURRY UP」みたいになりそうだし。
とにかく「あの頃の楽曲を今のセンスで演ったらこうなった」って印象ですね。

又、楽曲全体のノリも懐かしいJPOPというよりも、「昭和歌謡曲」と言ったイメージのメロディアスさで、随分音作りの根っこにあるカラーがハッキリしたように思えます。
ここら辺は、個人的に前作「ACTION」での「新しい方向に行こうとして、『GLEEN』以降のB'zカラーから突き抜け切れていない」モヤモヤ感を払拭してくれて、実にスカッとしました。
今「二人はこう持って行きたかったのか〜」と、又新しい気持ちで「ACTION」を楽しめてますし。
前作に比べて楽曲が少ないのも、方向性が定まったが故の自信の表れ、と勝手に受け取っています。

個人的には、どうせ昭和歌謡集プンプンならば、「もうかりまっか」クラスのコテコテブルーズが一曲は欲しかった…
あとはシングルが前半に集中し過ぎかな。
でも、今の所はアクはあっても「7TH〜」みたいなのを待ち望んでた自分としては、割とスンナリと受け入れて楽しめている一枚ですな。
流石にもう「GREEN」〜「MONSTER」までの路線はお腹一杯なのでw

(追記)
久しぶりに心行くまで楽しめた一枚。
確かに曲数の少なさはちょっと残念だけど、それは裏を返せば「良いアルバムだけに」という贅沢な話だね。
まだまだB'zはファンを楽しませてくれそうだ!
1573 2009年11月20日(金)17時8分

洋楽(HM/HRメイン)ばっかり聴いてる僕も非常に気に入りました。
意外とハードロックしてる曲もあってカッコいいです!
メタリックなリフもあるし、オススメですよ。
T-871 2009年11月22日(日)17時26分

久しぶりにB'zのCDを予約して買いました。DVDが付いてきてけっこうお得ですね♪

個人的に、B'z離れをしてしまったGREEN以降では最高の出来ではないかと思います。
懐かしいとか、昔のB'zっぽいとか言われているようですが、確かにそんな感じ。なんとも懐かしい感じです。ただ、この非常に懐かしい感じは、昔のB'zを通り越して懐メロの域まで達していますね。「勝手にしやがれ」とかこのアルバムに入ってても違和感無い感じです。
非常に満足したのは、メロディーです。2000年以降のB'zとしては異質な。90年代の頃のセンスに近いものを感じました。MONSTER以降どんどん良くなってきてるので、次の作品も期待大ですね。そして、そろそろ年相応のシブいのを出して欲しいですね。
昔ファンだった。という人には絶対おススメなアルバムです。

付属のDVDは、けっこうなボリュームで充分に楽しめました。再生してみてまず感じたのは、二人ともオッサンになったな〜。ということ。もう50近いし、当たり前といえば当たり前なことなんですが。みんな楽しそうにレコーディングしてるのを見て、なんか嬉しかったですね。
インパクトあったのはチャド・スミス。さすがはレッチリのメンバーというだけあって何をしでかすか分からない危険なオーラを放っていました。
RG7 2009年11月24日(火)22時46分

ざっくりした印象は、前作を煮詰めたようであり。

まだまだやってやるというような気概も感じられ、
勢いのある曲の多さも手伝ってソリッド。

それでいて、
前々作くらいから芽吹きはじめた昭和歌謡テイストも
B'zロックにまぶされ、ノスタルジーな面も。
​​
シンプルに聴こえる曲が多いが、
音楽的遊びも満載で洋楽ファンも楽しめるかと。

お気に入りは、​
②④⑤⑦⑩⑪⑫あたり。
マイコーの某曲テイストの③やSKID ROW風味の⑬も
印象的だが(笑)


苦言を呈するとすると、
分数・曲調ゆえに前作に較べイヤにあっさり聴けてしまい、
それは物足りなさと捉えられなくもない。​
それから、
ギターソロに少し"無駄弾き"があってもいいんでは。


特典のDVDはライブ映像もけっこうたっぷりで、
レコーディング風景などもナチュラルながら楽しい
エピソードが厳選されていて大満足。
帰ってきた男 2009年11月28日(土)1時27分

個人的に久々の快作。BIG MACHINE以来か?
最近の作品はアルバムの中で1、2曲素晴らしい曲がある以外は
どうにも中途半端な曲が多かった印象だったが、
今作は本当に粒ぞろいでダレない。
あとシングル曲も、最近は「なんだかなぁ・・・」
ってのが多かったのが、MY LONELY TOWNという
これまた久々の強力なのを作ってくれたのも大きい。
彼らの作品では本当に久し振りにヘヴィローテ中。
GB 2009年12月29日(火)11時15分

3曲目のtime fly がかなりかっこいい。
歌詞もメロディも、B'zらしい。

全体的には、最初聴いた時には、あっさり終わっちゃった…、って感想だったけど、
結構スルメ的なアルバムだと思います。

ラストのfreedom trainは、スキッドロウのアレにかなり似てる感じですがw
カッコいいし、we are on the freedom train!!
のコーラスでかなりライブでは盛り上がりそう。

俺は買ってよかったと思います。

sinner.0 2010年1月18日(月)16時43分

これまた凄いアルバムを作ってくれたなあ…

前作「ACTION」でB'zは新たなサウンドを開拓したわけですが、当時はまだ1573さんと同じく「発展途上」というイメージが強かったわけです。なんというかギターも歌唱も一本調子な感じだったし。17曲という多さも試行錯誤したことを象徴していますしね。
ということで、今後どういうアルバムを作るのか期待していました。

そして出たアルバムが本作「MAGIC」なわけですが、曲数は13曲と、B'zの平均に戻った感じ。時間も50分足らず。
このアルバムの何が良いかというと、アルバム全体の流れです。久しぶりのイントロを導入し、2曲目のシングル曲「DIVE」から3曲目「Time Files」まで組曲形式で続きます。これぞB'z。息もつかせぬ展開に脱帽。
そして松本氏自身も「快作」と認めたシングル曲「MY LONELY TOWN」を挟み、ドラマ主題歌になった「LONG TIME NO SEE」、そして久々の大ヒット曲「イチブトゼンブ」、さらに映画主題歌の「PRAY」と、前半はタイアップ曲、シングル曲を中心に構成されており、コアなファン層のみならずライト層も聴きやすい流れ。
個人的にはここまでが前半で、後半はタイトル曲の「MAGIC」から。続く「Mayday!」ではブラスも導入し、アルバムのダレを回避しています。
アップテンポな曲が続く中で、バラード「TINY DROPS」で小休止。死別をテーマにした歌詞という点では前作の「僕には君がいる」と被るんですが、歌唱も展開の仕方、そしてギターの音色も群を抜いてこっちの方が良いです。
終盤はめまぐるしい展開の「誰にも言えねえ」、モロ歌謡曲の「夢の中で逢いましょう」、SKID ROWをフューチャーした(笑)大団円的ナンバー「Freedom Train」と、最後まで衰えを見せない構成。

00年代の有終の美を飾ったアルバムです。聴くべき。
iT 2010年1月27日(水)20時56分

17th。(…かな)

発売日に買ったのですが、オリジナルアルバムを買うのはグリーン以来。
そうさせたのはサマソニのパフォーマンスとシングルの出来が良かったためです。
アルバムの楽曲も驚くほど充実、シンプルすぎるて後少し欲しい気もしますがまぁ日本のリスナーを意識すぎるとこれくらいがちょうど良いのかも。
ちらほらと聞いたことあるメロディがあるのはまぁ眼(耳?)をつむってw

DVDの内容もおまけとは思えないほど良いですね。
サマソニで『MY LONELY TOWN』を見たときは腰抜かす程、それがまた蘇っていい思い出の映像です^^

メタルン 2010年4月28日(水)6時57分

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