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REBORN IN PAIN / ARCANA ⅩⅢ
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2003年発表の3曲入りEP。

ハーモニクスも交えた、メロデス要素もあるメタリックでメロディアスなリフに、
シンフォニックなキーボードが乗る、シンフォブラックの中でも聴きやすい路線と言える
作風なんですが…そのシンフォ要素が半端ではないのが本作。よくキーの煌びやかさを表すのに
「キラキラ」という擬音を使いますが、この作品のキーはその「キラキラ」がもう少しで
目視できそうな程の煌びやかさ。店のコメントでは宮廷音楽が引き合いに出されてましたが、
正にそんな感じで滅んだ宮廷の中を亡霊の群れが飛び交っているような雰囲気があると思う。

キラキラ系の音を使用していないパートでも、アトモスフェリックな音色を被せたりしていて、
雰囲気の演出の巧みさには確かなものがあると思う。ぶっちゃけ音質はアングラ丸出し
(ドラムが結構しょぼめ…)なんですが、ここまでキーがゴージャスな音出してると
もうどうでも良くなってきますね(笑)。ただ、3曲しか入ってないのに、1曲目が短い
イントロダクション的なものなのには、多少物足りなさを感じてしまいますが…。

贔屓目もあると思うけど、国産ブラックってスペシャルな音出してるバンドが多いと思う。
そういう音を味わいたいなら、この作品も是非聴きましょう。
Usher-to-the-ETHER 2009年11月28日(土)21時50分

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