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QUANTOS POSSUNT AD SATANITATEM TRAHUNT / GORGOROTH
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2009年発表の8th。

…どうも前作を出してからメンバーの間でバンドの権利を巡ってのトラブルがあったらしく、
法廷闘争にまで発展し、結果Infernus以外のメンバーが一新されるということになった
らしいですが…ちなみにGaahlの後任には以前Voを務めていたPest氏が復帰。

メンバーが変わったせいなのか、近作とは明らかに異なる音になってますね。
前作や前々作の、聴き手を恫喝し、問答無用で捩じ伏せるような勢いこそ減退したものの、
全体的にテンポをぐっと落とし、オールドスクールかつメロウなリフを丁寧に紡いでいく
スタイルは、昔のGORGOROTHの作風を思い起こさせ、勝るとも劣らない魅力があると思う。

今までのGORGOROTHの作品って、どれも「メタリックさ」と「アングライズム」のバランスが
奇跡的に優れているという特性があると思うんですが、この作品にもその美点はきっちりと
受け継がれてますね。音はモダンな作風のバンドと比べても遜色ないほど良くなり、リフの
輪郭がくっきりしましたが、それでもアングライズムが微塵も衰えないのは流石。

…潰れきった声で唸るPest氏のヴォーカルを初め、全体的に渋くなった印象。
ですが「Satan-Prometheus」のような頭一つ抜けた名曲もあるし、ブラックそのものが
好きなら、真性にしろオールドスクールにしろどのサブジャンルが好きでも楽しめると思う。
昔のGORGOROTHが好きだった人も聴いてみてはどうでしょう。
Usher-to-the-ETHER 2009年12月15日(火)22時24分

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