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THE PROPHECY / DEFIANCE
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「再結成アルバムを作ってるらしい」との情報はあっても、その後リリースされる気配が一向になく、
どうなんてんだろ?と思っていたDEFIANCEから漸く届けられた復活第1弾アルバム。(通算4作目)
闘病の末この世を去った故ダグ・ハリントン(G)に捧げられた本作は、ブックレットに在りし日の彼の姿を捉えた写真が
収められているだけでなく(添えられたメッセージが涙を誘う)、ダグが作曲に関与し、生前にレコーディングされていた
当人のGプレイまでフィーチュアした楽曲を収録するなど、ファンならずともグッと来る仕上がり。
肝心の内容に関して言えば、そのダグの死がアルバム作りにどの程度影響を及ぼしたかは知る由もないが、爆発寸前の
感情を無理矢理押し殺したかのような、不穏なテンションを孕んだ本編の雰囲気は、かなり殺気立っていてダーク。
もともとスピードよりもパワー重視のバンドだったが、本作は彼らのカタログ中、最もヘヴィな作風を誇る1枚と言えるかも。
それでも、スラッシュ・メタルならではの疾走感はきっちりと保たれているし、デビュー当時から彼らの大きな武器であった
構築美を感じさせるメロディックなGソロも存分に聴く事が出来るので、DEFIANCEファンがこれ聴いて失望するような事は
まずないように思う。・・・ないように思うのだが、その一方で、じゃあファン以外にもアピールし得る内容か?
と問われると、正直キツイもんがあるかなぁ、と。これといったキメ曲に欠ける地味めな構成はまだしも、
ちゃんと歌えるシンガーにも関わらず、今回ほぼ全編をハードコア調の怒号で押し通すスティーヴ・エスコヴァルのVoには、
かなり賛否が分かれるんじゃないでしょうか。個人的には「ないわー」って感じなんですが。勿体ないって。
火薬バカ一代 2009年12月16日(水)22時34分

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