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AGGRAVATION OF MIND / SARKOM
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2006年発表の1st。

路線としては、飛ばすところは飛ばし、抑えるべきところは抑えた、高品質なメロブラ。
キーボード不使用を掲げてはいるものの、高音のトレモロをキーボードに見立てたような
アレンジも一部では見られ、全体的にかなりメロディアス。…なんですが、そのメロディが
怨念が篭もったように邪悪極まりないのが大きな特徴。「人類を滅ぼす疫病が現れる事を願って、
このメロディをしたためました」みたいな雰囲気がありますね(笑)。遠くに向かい苦しみを
吐き出すようなヴォーカルも、どこか病気じみてます。4曲目、「我は選ばれし者」って
そんなに厭そうに叫ばなくても…(笑)。

…よく、NAGLFARやDISSECTIONを聴いて、「メロデスとメロブラの違いが分からない」と
いう人がいますが、これはもうメロディだけで「ブラックメタル」であることが分かると思う。
個人的には、泣きメロは泣きメロでも、いかにも「男泣き」的なアッパーなものより、
こういう怨霊の啜り泣きが聴こえてくるような、ダウナーで湿ったものの方が好きですね。
このバンドの書くメロディ、かなりツボです。

音質はノイズ成分多めなものの、迫力があり悪くないし、ファストパートでの飛ばし具合も
素晴らしく、メロディもパートによっては濃すぎるくらいで、質は非常に高いと思う。
暗黒系に理解のあるメロデスファンが聴いても楽しめるかと。このバンドは1349やURGEHALの
メンバーが絡んでいる事もあり、ブラック好きの間ではそこそこ知名度があるみたいですが…
こういう中堅どころのバンドの方が、「いかにもブラック」な音出してるケースが多い気がする。
Usher-to-the-ETHER 2009年12月29日(火)23時36分

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