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WE ARE THE VOID / DARK TRANQUILLITY
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新しい要素のアルバムを一、二枚出してから、本来のDTの音楽に取り入れ昇華させてきた、というのがこのバンドの特徴であるが、まさにこのアルバムは今までの集大成といった感じがする。
惜しむらくは、神のディストーションボイスの持ち主と言われた、ミカエルの喉の不調が見受けられるが、DTサウンドここに極まり。至高の一枚である。
hidden 2010年1月27日(水)20時9分

予想通り前作FICTIONの路線の延長線。ただ、今回の方が速い曲が多めかな。ブラストもあったし。前作を聞いていて、この路線で、もっと速い曲を聞きたいなと思っていたのでアルバム通して全部苦痛なく聞けました。疾走曲とミドルの曲のバランスが良かったので今回もスゴく安定した作品だと思います。曲単位では個人的には10番のSurface The Infiniteが良かった。それと7番のHer Silent Languageのノーマルヴォイスにはビックリ!
Aine 2010年2月26日(金)2時51分

3年ぶりの新作。今回で9作目のアルバムになります。

最初に結論を述べれば、今作もこれまでの作品と同様に素晴らしい完成度の作品です。
基本的には前作の延長線上にある作品ですが、ベーシストの交代は思っていたよりも大きな変化だったのではないでしょうか。
前任のマイケル・ニクラソンはこのバンドの骨ではありましたが、決してヘヴィネスを前面に押し出したベーシストではなかったと思います。
それに対して後任のダニエル・アントンソンはSoilworkやDimension Zeroでの活躍が示すとおり、
ヘヴィなベーシストであり、その加入は結果としてこの作品に大きな変化をもたらしています。
つまり前作よりダークでありつつも、ずっしりとした重厚な雰囲気を持った作品となっているのです。
また、それにはベースの変化だけではなく、今までよりもヘヴィで多彩なリズムを叩くようになったドラムと、
より印象的で時としてサイバーさを感じさせるキーボードが大きく作用しているように思われます。
そして、そのダークさは時としてブラックメタル的ですらあるように感じられます。
これまでにも、そのような雰囲気を持った曲はありましたが、今回は特にそうではないでしょうか。
ミカエルのグロウルも心成しかそれに近づいており、より禍々しい印象を受けました。
また、クリーンヴォイスはTiamatやMoonspellを思わせるよりディープな低音になっており、ゴシカルなパートでは非常によく機能しています。

と、ここまで書くと「本当にこれまでのDark Tranquillityを期待してよいのか?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ですがご安心ください。あくまで基本はDark Tranquillityそのものであり、メロディアスかつアグレッシヴな音でファンを裏切ることはありません。
事実、これまでの彼ららしいメロディックデスメタルナンバーも多く収録されています。
また、これまでで最もバラエティに富んだ作品でもあり、デス・ブラック色を感じさせる①②、強烈なメロディックデスの③④⑨⑩、
悲しみが溢れる⑤⑦、展開目まぐるしい⑧、これまでにないくらい沈痛な⑪と、様々な楽曲がリスナーを楽しませてくれます。
勿論のこと、バラエティに富んでいながら高い完成度は維持されており、彼らの緻密なソングライティングが功を制した結果ではないでしょうか。
もはや"Punish My Heaven"のようなド派手な名曲は聴けませんが、これまでにないくらいダークでアグレッシヴな①や、ドラマティックな⑤⑦は新たな代表曲と言えそうです。
また、ミカエルが200冊以上の詩集を読んだというだけあって、歌詞はこれまででもっとも詩的な内容になっています。

彼らの本来持っているダークさが強烈に吐き出された至高の一枚。間違いなく最高傑作候補の一枚であることに疑いの余地はありません。
寝坊メタル 2010年3月11日(木)9時2分

やはり期待を裏切らないバンド!買って正解。
ヤキニク 2010年4月7日(水)21時13分

ホント凄いなぁこの新作。

寝坊メタルさんに言いたいことほとんど言われちゃってるので多くは書きませんがw
アルバムを通して聞いていて非常になにかこう、心にぐっとくるものが。
全体に漂うダークさも○。
ドラマティックで素晴らしい。
期待を裏切らない、いやそれ以上の作品だったと思います
感動した

ライヴDVDは日本版出ないのかな・・・
絶対買うのに

駄文ですみませんが
k62 2010年4月29日(木)23時22分

基本的には前作の延長線と思います。それ+初期のブルータルと中期の哀愁感が見事に凝縮されています。
いやぁ、良いアルバムですよコレは。3年ぶりとの事で、待った甲斐がありました。
ぽこ丸 2010年5月1日(土)9時58分

9th。

驚愕の安定感。
6th以降基本の方向性がブレず、かと言って過去の曲の焼きまわしでもない。
このバンドの持ち味でもあるサイバーチックなアレンジのメロデスを浸透させつつ微妙にカルト、ブラック的なアレンジをブレンドさせてますね。
個人的にはもともとリフの作り方のが上手いバンドの印象が強かったのですが、今回ではギターソロが光る部分もありさらにステップアップしているのでは。
アグレッシブなナンバーが多く過去のファンならば買いです。

初来日ライブの評価で今のような微妙な位置になってしまいましたが、パフォーマンスがうまく表現できるのであれば再ブレイクも見えてきそうな気がしますがね。


メタルン 2010年5月1日(土)10時32分

まるで真冬の古城で何者かに背筋を撫でられたかのような、そんな薄ら寒さを感じさせる。

メロデス界の至宝となった6th〜8thからアプローチの仕方を変え、ブラック・ゴシック的要素を強めてマンネリ感を払拭。DTの個性を維持しながらよりダークになった一枚。もちろん彼らの持つ美しさ、哀愁感、ドラマ性は相変わらず高クオリティで、安心かつ納得の名盤です!

個人的には③The Fatalistの荘厳なピアノ、⑪Iridiumの過去最高ともいえる慟哭感、超感動インストボーナストラック⑫Star Of Nothingnessがお気に入りです。

そして願わくば、これを引っ提げてLOUD PARK10でも単独でも何でもいいから、日本に来てくれないかなぁ…、と切に思います。
ぷりんぷ 2010年5月23日(日)15時30分

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