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YLEM / DARK FORTRESS
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2010年発表の6th。

このバンドは94年ごろから活動する古参で、メロブラ・シンフォブラ好きの間でも
高い評価を得ているということですが、私はこの作品が初体験。
1曲目の頭からかなりメロディックなリードギターが挿入され、確かに「メロブラ」では
あるんですが…このバンドの音は「メロブラ」や「シンフォブラ」と言われているものの
中では、破格の邪悪さを持っていて、雰囲気的にはむしろ真性ブラックに近いのが特徴ですね。

一応、リードギターが(邪悪さを同時に感じさせるとはいえ)哀メロ・美メロを紡ぐ個所も多く、
頻度は少ないもののキーも入るので、メロブラとしての体裁は保たれていますが…
リフそのものの余りにも暗く抑鬱され、圧迫感のある響きや、ヴォーカルの伏魔殿の最深に
棲む魔王のような、威風を感じさせるデス声などから、いやがおうにも真性以上の邪悪さを
感じてしまいます。「我こそはジャーマンブラックの真祖なり」とでも言わんばかりの、
凄まじい威厳の伴った音。

流石に年季の入った邪悪さを感じさせる音で、メロブラ好きにも芯までブラックに
染まった人にもお勧め出来るであろう作品。ただし、ここまで「濃い」音なのに、
収録時間が70分を超えるのは人によってはもたれるかもしれません。
Usher-to-the-ETHER 2010年2月2日(火)18時28分

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