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ISOLATION / ISOLATION
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2008年発表の音源集。
「Hier am Ende der Weld」デモ(3,4,6曲目)と「A Prayer for the World to End」
デモ(2,5曲目)に加え、イントロとアウトロを付け加えて一つの作品として纏めた編集盤。

AUSTEREともスプリットを出しているので、鬱ブラック好きの間での知名度は結構あるほうだと
思いますが…このバンドが演っているのも、当然ながら筋金入りの鬱ブラック。
ただ、このバンドはメロディから受ける感情が「悲痛さ・哀愁」>>「鬱・絶望」という
感じなのが特徴。メロディの構成要素が、鬱ブラック要素9割に加えて、ブルーズの哀愁が
1割くらい混じっているような哀感なんですよね…あくまでも「印象」ですが。

そのメロディに加えて、ミディアム基調ながら単調でないリズムの構成など、鬱ブラックなのに
何故か「動的」な印象を受けるんですよね。音質は曲によりますが、大概の曲ではギターの
ノイズ質が霧のようにうっすらと掛かる音が、曲に奥ゆかしさを与えていてかなり良い感じだと
思います。一部リフをスラッジ/ドゥーム的な引き摺り方もする場面もありますが、個人的には
前者の方が好み。…全体的に、曲としては音響路線(=アヴァンギャルド)や行き過ぎた狂気、
不条理さを志向するバンドが多いこの界隈においては、音楽的にかなりまともな方では
ないかと思います。…いや、行き過ぎてるのもそれはそれで好きですが(笑)。

ただし、曲のまともな哀愁とは裏腹に、ヴォーカルはまともからは程遠いですね(笑)。
もうこれ、「悲痛な感情を(高音で絶叫する事で)表現している」ってレベルじゃないですよ…。
殆ど鳥の鳴き真似レベルの超高音と、怒りを込めた咆哮を使い分けてますが…特に前者の
逝きっぷりが半端ない。初期FLUERETYより多少マシな程度。しかもどちらもかなりの
擦れ声なので、聴いてて遣る瀬無くなりますね…。

しかし、鬱ブラックって殆どの場合、「哀愁/絶望系メロディ」「スロー/ミディアム中心の展開」
「絶望感や自棄な雰囲気を感じさせるヴォーカル」とか、多くの縛りを持つ筈なのに、
どのバンドもその中で個性を発揮していて面白いですよね。この(音楽的な)面白さが、
「現代社会において疲れた精神と、病んだ音楽が同調する」という以上に、鬱ブラックを
マニア間での人気ジャンルたらしめているのかもしれません。
Usher-to-the-ETHER 2010年2月14日(日)9時53分

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