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LONGING / GHOST CRIES
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09年発表の3曲入りEP。

HEAD PHONES PRESIDENTを筆頭に、ヘヴィロックの重さと女性ヴォーカルの情念を
掛け合わせて、シリアスな世界観を演出するバンドが最近増えてきている気がするんですが、
彼らもそうした要素の強い音楽を演ってますね。1曲目から「重さ」に頼り過ぎない、
確りしたリフ作りを聴かせてくれ、「おおっ」と思わせますが…続く2曲目では(一部)
葬式ドゥーム並の暗さ、3曲目では妙に印象に残るサビのギタメロなどが聴け、曲毎の個性の
付け方もなかなか。凄く「先」に期待したくなる3曲を詰めた作品だと思います。

デスとノーマルを使い分けるヴォーカルも、デス声は声量がもう少し欲しいですが、十分凶悪で
女性特有の獰猛さがあるし、ノーマル声も普通の歌いあげからデス声寸前の崩れた声、
部屋の隅っこで膝抱えてそうな泣く寸前っぽい声まで使い分け、表現力は十分。
この手の感情過多なヴォーカルには珍しく、あまりしゃくりを多用しすぎないのも好印象。
あれって、あんまり使いすぎると耳に痛いんですよ…歌のスタイルも声質も、個人的には好きなVoですね。

ただ、英語の発音は…なんだか凄い事になってるんですが(笑)。
「upsetting me」と「♪アプセットーーン、モーーイ」と歌ったときには吹きそうに
なりましたもん。多分、子音を意図して日本語の発音とずらして、本格的な英語っぽさを
出そうとしてるんでしょうけど…これ、歌詞見ながら聴いてると、洗脳されそうになるんですが(笑)。
…とはいえ、音楽的なクオリティ、楽曲自体の良さ、演奏/フレーズ、ヴォーカルの
フロントマンとしての力量などは、これを聴く限りどれもかなりのものだと思う。
取り敢えずジャパメタファンは青田買いしておいて良い物件だと思います。
Usher-to-the-ETHER 2010年2月14日(日)21時1分

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