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東方パイレーツ・メタル! / POCKET AD
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09年発表の東方パイレーツ・メタルアレンジ(インスト)。東方アレンジとしては2作目。

ライナーでは「モルガン船長」になりきって解説まで書くという凝りよう。
私は実はALESTORM未聴なんですが、そんな私がレビューしてしまっていいんでしょうか(笑)
まあ、ENSLAVED、GRAVELAND、ELVEITIE辺り聴いてるしオッケー…ですよね?

とにかく前作と比べると何もかもが成長していると思います。
打ち込み故の音質・アンサンブルの無味乾燥さはまあ仕方ないにしても、メロディの音色選びの
センスから楽曲構成の上手さまで何から何までレベルが上がってると思う。
中でも一番成長したのは、音楽で最も重要だと(個人的に)思う、「聴き手に情景を見せる力」
ではないでしょうか。それだけ、アーティスト自身のヴィジョンが固まった上で、作品を
作ったんじゃないかと思います。

欲を言うなら、陽気な海賊たちの音楽なのに、オールインストなのが少し惜しいですよね…。
聴いてて、「ここは野郎どもの漢クワイアが欲しいなぁ」「ここでギャング・コーラス
(オイ!オイ!などの掛け声)入れたら、絶対盛り上がるのに…」とか思ってしまう部分が
多々あります。

しかし、ライナーで「パイレーツ・メタル」と「ヴァイキング・メタル」の違いについて
「わからんw」と断言しているのが受けるんですけど(笑)。思想・文化への没頭具合でいうと
「ペイガンメタル>ヴァイキングメタル>パイレーツメタル」で、陽気さでいうと
「パイレーツメタル>ヴァイキングメタル>ペイガンメタル」なんでしょうか。私にもわからん!(笑)。
でもこの分だと、新作の「森メタル」もかなり期待できそうです。
Usher-to-the-ETHER 2010年3月4日(木)19時48分

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