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MAXIMUM DESTRUCTION / DESTRUCTOR
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オハイオ州にて結成され、80年代にはアンダーグラウンド・レベルながらそれなりに人気を博した4人組
パワー/スラッシュ・メタル・バンドが、米インディーズのAUBURN RECORDSから'85年に発表した1stアルバム。
このバンド名、このアルバム・タイトル、そして、スタッド&レザーに棘棘リスト・バンド、ガンベルトと
チェーンで武装した、むくつけきメタル馬鹿4人がポーズを決めたジャケット・アートワークから想像される通りの
ガッツと男気漲るパワー・サウンドが詰め込まれた本作は、TANKやRAVENといったバンドを更にスラッシュ・メタル
寄りにしたかの如き騒々しさと突進力を誇り、曲によっては、1st〜2nd期のOVERKILLを彷彿とさせたりも。
インディーズ作品ゆえサウンド・プロダクションはかなりしょっぱいが演奏は結構安定しており、特に、
ヒステリックに喚き立てるVo、高速回転する鋸状のGリフの刻みから、派手なソロまで威勢良くこなす2本のG、
強引に前へ前へと押し出してくるリズム隊といった、このバンドならではの魅力がギュッと凝縮された
冒頭3曲は出色の出来栄え。本編随一のドラマ性を誇る⑥、アホだが(笑)カッコ良さは否定できない
⑦といった後半に置かれた楽曲の完成度も高く、全7曲収録で捨て曲はなし。
攻撃的なだけでなく、各曲がそれぞれキャッチーな味わいを備えている点もポイントかと。
「洗練」「お洒落」等のキーワードとは100万光年かけ離れた垢抜けさゆえ、万人向けではないものの、
個人的には隠れた名盤として愛して止まない1枚。「ああ、そういやちょっとPILEDRIVERに似てるかも」
と言われて、今ピクっと食指が反応した貴方には自信を持ってお薦めする次第。
火薬バカ一代 2010年3月20日(土)18時3分

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