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ROCKBUSTER / SHYLOCK
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このSHYLOCKの新作は、試聴段階から何かを予感させるものが
あったが、実際にこうしてフルで聴くと、体の震えが止まらない
ほどの傑作であることが分かった。

前作までとの決定的な大きな違いは、2つある。
一つは、ブルーステイストの導入。
#2,#5,#6,#7のようなリフで攻める曲がとりわけかっこよく決まっ
ている。
クールさと、哀愁メロディが絶妙なバランスで同居している。

2つ目がボーカルの安定感が増している点だ。
#4など、曲によっては、クラスレスマンを想起させる。
確かに後半は若干不安定なところを見せるが、それでもアルバム全体
を通して見れば、このボーカルの成長は特筆できる。

更に言えば、ギターワークが全編を通じて。光るものが多い。
とにかくギターは、イントロのリフから、ソロに至るまで
これでもか、といわんばかりに自己主張しまくっている。
SHYLOCKのギターはこれほどテクニカルだったかな、と思うほど
見違えるほどの説得力を放ってきた。

これまでの彼らの作品は、あまりに淡々としてメリハリに欠けて、
何度も裏切られたが、この新作では、1曲1曲のかっこよさに加えて、
最初から終わりまで起伏が激しく、また起承転結もしっかりしている。

楽曲の出来として見れば、オープニングナンバーに始まり、#10までは
息つく間がないほど、名曲のオンパレードだ。

メロディの光る#4
中近東風な#7
哀愁メロディが炸裂する#8
キャッチーな#10

ラストの2曲は、前作までの流れを踏襲する、これぞSHYLOCKと
いった淡々として流れるナンバーだが、そういう楽曲にあっても
ギターがメリハリを効かせてくれている。
特にラストのフェイドアウトするギターソロは鳥肌ものだ。

はやくも今年のベストアルバムが登場した、という感がある。
http://www.myspace.com/shylockmusicde
cozy_ima 2010年3月20日(土)20時52分

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