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銀の翼 / STARLESS
1985年発表のファーストアルバム。
女性ヴォーカリスト・ジュラを前面に押し出した傑作!
特に前半の楽曲が素晴らしいですね。
TERRA ROSA や陰陽座あたりと比較すればソフトですけれど、素晴らしい1枚です。
そういえば、なぜかこのアルバムのジャケットは 「吸血鬼ハンターD」...
リリカルでドラマチック、プログレッシヴだがポップでキャッチーなメロディーラインとファンタジー世界を描写した歌詞が一体となった音楽はとても幻想的で美しい。しかしアニメソングを聴いた時のような小っ恥ずかしさを覚えるのも確か。
こっそり一人で楽しみましょう。
夢想家・I 2003年8月15日(金)20時18分
あの時代にこんないい作品が出ていたなんて驚きです。
ジャパニーズ・プログレッシヴの名盤ですね。
プログレっぽさは希薄。
普通のHRアルバム。
確かに普通のHRアルバムかもしれません・・
しかしながらバンドをやってる方には素晴らしく感じる教材だと思います。
楽曲・曲構成・アレンジ・各パートのセンスを肌で感じてください。
鳥肌が出るでしょう!!特にDrは大阪が生んだスーパードラマーだと思いますが・・
ノヴェラに似てるというか、元は同じですしね(笑)。
プロデューサーは平山照継氏ですし、ゲスト・ヴォーカルにアンジー氏も参加してますし。
名曲多し。
元SCHEHERAZADEの大久保寿太郎(B)が中心となって大阪にて結成された、女性Voを擁する
5人組プログレシッブ・ハードロック・バンドが、NOVELAの平山照継のバックアップを受け、'85年に発表した1stアルバム。
天野喜孝の幻想的なジャケット・アートワークが秀逸な本作だが、内容の方も負けじとファンタジック&ドラマティック。
Keyが楽曲の基盤を作り、そこにメロディアスなGやVoが乗っかるサウンド・スタイルは、やはりNOVELAを想起させるが、
あちらよりグッとプログレ色は控えめで、楽曲も5分前後とコンパクトにまとめられている。
例えば、アコギに導かれてスタートする⑧なんかは、実にストレートに疾走するハードロック・チューンだし、ぶっきらぼうな
歌い回しを披露する、Voの歌声と声質がアイドル歌手っぽいせいか、歌詞が日本語詞なのと併せて、歌謡曲テイストも濃厚。
洋楽志向のメタラー諸氏には受け入れ難い要素かもしれないが、個人的には、長大で複雑極まる楽曲を作るよりも、
持てる技巧を駆使して、キャッチーでメロディアスな楽曲を徹底的に磨き上げる彼らの方法論を、大いに支持する所存。
特に、流麗なサビメロと立体的なボーカル・ハーモニーにゾクゾクさせられるドラマティックな②や、
アメリカン・プログレ・ハード的なノリを持った、キャッチー且つスリリングな④、そしてメタリックなエッジと叙情性、
激しさと美しさを兼ね備えた、本編のハイライト・チューンたる⑥は、リード楽器の役割も果たす華麗なKey、
派手さはないが練り込まれたリフとメロディを積み重ねていくG、ダイナミックなリズムをガッチリと支えるB&Dsといった、
各メンバーの確かな技巧と、ハイクオリティな楽曲の魅力が完璧に噛み合った、STARLESSというバンドの凄みを
判り易く伝える名曲に仕上がっているんじゃないかな、と。最近、高音質のリマスター盤が再発されたので、聴くなら今です。