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BLOOD & ASHES / DEVILS WHOREHOUSE
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2009年発表の2nd。

成り立ちが成り立ちだけに、やはりMARDUKとは全く異なる音を出してますね。
リズムにロック的なノリの良さやハードコア的疾走感を取り入れ、グルーヴィなリフと
ダーティなデス声未満の濁声ヴォーカルを乗せたスタイルで、近年のDARKTHRONEを
陰湿にしたような雰囲気があると思う。リフにはグルーヴだけでなく、どす黒い澱みや、
荒涼感も感じられたり、怪奇趣味のドローンも演っていたりなど、デスロックを根幹と
しつつも、聴けばブラックに造詣が深い人物が作っている事が容易に推定される音。

個人的に、ヴォーカルが悪くは無い(メロを追ってるときの声はなかなかだと思う)けど
苦手なタイプなので、諸手を上げて絶賛という訳には行きませんが、MARDUKやABRUPTUMでは
見せない、Morganのルーツが垣間見えて興味深く聴けました。MARDUKのページでは、
MARDUKのリフのパンクとの類似性を指摘する書き込みもありましたが、こういう素養が
あるからこそ、MARDUKはブラックの中でも抜けた存在になっているのかもしれませんね。
Usher-to-the-ETHER 2010年4月3日(土)12時9分

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